作業療法士*の菅原洋平さんは、民間病院の精神科勤務後、国立病院機構にて、脳のリハビリテーションに従事。脳の回復には、睡眠が重要であることに着目して臨床実践を行ってきたといいます。睡眠関連の著書も多く、快眠の法則を伝授するエキスパートです。

*: 作業療法士(Occupational Therapist / OT)とは、厚生労働大臣から免許を受け、全国の病院などリハビリテーションを行う施設で「作業療法」を行う国家資格です。身体・精神の障害により日々の生活に支障が生じてしまった方が、快適に自分らしく生きていけるようリハビリのお手伝いをするのが、作業療法士の仕事です。

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菅原洋平 あなたの仕事を変える睡眠の法則
第3回は…

朝5分 光の法則 PART2

二度寝は窓から1m以内で!

朝は目覚めたら窓から1m以内に入って、メラトニンを減らすことが大切――。
このように言われると、「朝起きられないから無理・・・」とあきらめてしまう人もいるかもしれません。

でも、起きられなくても、二度寝していても大丈夫です。
効果的な方法は、窓から1m以内で二度寝をすること。

脳に機械的に光が届けば、その16時間後の眠気をつくることができ、夜はちゃんと眠くなります。
目を閉じていても、目を開けているよりは少ないですが、脳に光は届きます。

実際に、休日には13時まで寝だめをしていた会社員が窓際にベッドを移してカーテンを開けて眠ったところ、週末ごとに自然にリズムが整い、2か月後には平日も休日も7時に起きるようになったという例もあります。

もし、どうしても週末に寝だめをしたいときは、平日と休日の起床時間の差を3時間以内にしておきましょう。

ブルーマンデー撃退法!

日曜日に寝だめをして翌月曜日の朝に早く起きると、目覚めを促すコルチゾール* というホルモンが急激に分泌されて憂鬱になります。これが一般に「ブルーマンデー」として知られている現象です。

実は、平日と休日の起床時間の差が3時間以内の人は、メンタルの不調までには影響しにくいのですが、3時間を超えると、このブルーマンデーのような現象が強く出てしまう傾向があるのです。

休日の起床を早めて眠り足りない分は、平日に10分でも15分でも早寝をして分割で睡眠時間をかせいでおきましょう。

* コルチゾールは、夜間に、血糖値を維持するために分泌されるホルモンとして知られています。脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎皮質に働きかけ、このコルチゾールを分泌させます。

家族で取り組む朝の目覚め!

また脳に朝の光を届けることは、家族全体でも取り組めます。
子どもがなかなか朝起きてこないと、ただでさえ忙しい朝の時間がさらにバタバタに。

そこで、朝は子供部屋のカーテンを開けて照明をつけてみましょう。無理に起こさなくても、脳に光が届くと子供は自然に自分から起きてくるようになります。

朝目覚めるために気合いはいりません。淡々と脳に光を届けて、起きられる脳をつくっていきましょう。

(文・菅原洋平)

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スイは寝だめも朝の光も大好物だぐぅ。

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菅原洋平(すがわら ようへい)
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。1978年、青森県生まれ。
国際医療福祉大学卒業後、作業療法士免許を取得。民間病院精神科勤務後、国立病院機構にて、脳のリハビリテーションに従事。脳の回復には、睡眠が重要であることに着目して臨床実践をする。

著書
『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)
『やる気がでる!超睡眠法』(宝島社)
『誰でもできる!「睡眠の法則」超活用法』(自由国民社)
『「いつも眠い~」がなくなる 快眠の3法則』(メディアファクトリー)など

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ユークロニア株式会社

バックナンバー
午後の会議を乗り切るために
朝5分 光の法則 Part2
朝5分 光の法則
4-6-11の法則

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