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照明と睡眠のいい関係とは? 
フィリップス ライティングの新商品発表会をリポート!

世界睡眠会議の参画企業であるフィリップス ライティング ジャパン合同会社(以下、フィリップス ライティング)が、2016年12月6日、東京・秋葉原のDMM.make AKIBAで新製品の発表イベントを開催。世界睡眠会議は、このイベントを盛り上げるべく全力でバックアップしました。

イベントでは、2016年4月24日、京都大学で開催された 世界睡眠会議シンポジウムのコーディネーターを務めた評論家の 山田五郎さんとNPO法人睡眠文化研究会の 鍛治恵さんによる『睡眠と照明のいい関係』をテーマにしたトークショーも行われました。

フィリップス ライティングはグローバルな照明メーカー!

イベントが始まると、まずフィリップス ライティング マーケティング部の久保徳次部長が登壇。久保部長から会社の概要が説明されました。

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マーケティング部 久保徳次部長

フィリップス ライティングは、照明製品やシステム&サービスを提供し、世界70ヵ国に渡るグローバル企業の日本支社。プロフェッショナル照明や一般照明分野においてIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を家庭やビル施設、都市へ拡大させています。

『Philips Hueホワイトグラデーション』とは!?

続いて、同社マーケティング部の追越隆則チャネルマーケティングマネージャーが登壇。新製品『 Philips Hueホワイトグラデーション』を紹介。そのスペックについてスライドを使って分かりやすくプレゼンをしてくれました。

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マーケティング部 追越隆則チャネルマーケティングマネージャー

まず『Philips Hue』は、スマートフォンやタブレットで外出先からでも操作が可能な“スマート照明”と呼ばれるLED照明のシリーズ製品です。そのシリーズの新製品が『Philips Hueホワイトグラデーション』。

この『Philips Hueホワイトグラデーション』が大きく変化したところは、色調を白色光に特化。またその白色光もシーン別に4つの“ライトレシピ”に分けて調節が可能だそうです。

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Philips Hueホワイトグラデーション

ライトレシピは、照明が人体に与える生物学的影響を研究してオリジナルに作られたもので、“集中する光”、”やる気を出す光”、”本を読む光”、”くつろぐ光”の4種類があります。

そしてもうひとつ大きく変わったところは『Dimmerスイッチ』で、ランプのオン/オフ操作だけでなく、4つのライトレシピの選択と調光ができます。『Dimmerスイッチ』があることでブリッジ(中継機器)を介さず直接、照明の操作が可能になりました。

すなわち既存のソケットに『Philips Hueホワイトグラデーション』のランプを取り付けるだけで、光の操作ができるのです。

また『Dimmerスイッチ』は持ち運びができるリモコンとして使用できる他、背面に磁石、両面テープ、ネジが差し込める穴も開いているので、部屋のどこへでも設置ができるそうです。

ちなみに後のトークショーで、山田五郎さんはこの『Dimmerスイッチ』を絶賛していました。

世界睡眠会議・和田啓二事務局長が登壇!

続いて登壇したのは、世界睡眠会議の和田啓二事務局長。睡眠の果たす役割、睡眠の意義、「日本人の一人ひとりの意識を変え、睡眠で世の中を変えよう」と世界睡眠会議のコンセプトをスピーチ。さらに動画で世界睡眠会議の活動内容を紹介しました。

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世界睡眠会議 和田啓二事務局長

最後に、「光で眠りのリズムを整えられる。フィリップス ライティングさんの新製品を世界睡眠会議でも全面的にバックアップします」とスピーチしました。

山田五郎×鍛治恵の
『睡眠と照明のいい関係』トークショー!
文明とは眠らないこと

続いて、評論家の山田五郎さんとNPO法人睡眠文化研究会事務局長の鍛治恵さんが登壇。『睡眠と照明のいい関係』をテーマにしたトークショーが行われました。

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右:山田五郎さん 左:鍛治恵さん

トークショーは、まず「文明とは眠らないこと」という、京都大学での世界睡眠会議シンポジウムでも披露された山田さんの持論からスタート。
 
山田 「よく四大文明と言いますが、人類が初めて文明を手にしたのは、ラスコーの壁画が描かれたクロマニヨン人の時代と言われているんです。クロマニヨン人は真っ暗なラスコーの洞窟に絵を描いた。どうやって描いたかというと、ランプが見つかっているんです。

たぶんクロマニヨン人は人類で初めて火を照明として使った。それまで調理をしたり暖を取ったりして火を使ってはいたけれど、わざわざ暗いところを明るくして何かをしたのはクロマニヨン人が初めてだった。

夜、眠っていればいいものを”灯り”を使って何かをする。本来ならこれはいらないことですよね。この”灯り”を使い、眠らなくなったことで文明が始まったのではないかと思うんです」

この山田さんの持論に睡眠の文化を研究している鍛治さんも「明るさを手にして、人間は眠らなくなったわけですね」 と興味津々。

さらに山田さんは「12世紀~13世紀ごろ、ヨーロッパで生まれた機械式時計は人類の歴史を変えた発明のひとつなんです」 と説明。

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山田 「機械式時計は、現代の記憶媒体やロボット技術のルーツなんです。でもなぜこれが大発明みたいに言われないかというと、作られた時期と場所がいまだに特定されていない。おそらく12世紀あたりにイギリスで作られたんではないかと。ただ最初に作られた目的は、目覚まし(時計)なんです。当時の機械式時計は文字盤がなく、修道院で夜中のお祈りの時間に起きなければならないので、眠っているところをわざわざ起こすために作られたんです。ここでも、文明は眠らないことなんじゃないかと」

鍛治 「そうやって色々なものが開発され、夜、活動するようになると夜更かしになっていく。それが睡眠リズムを狂わせている現代に繋がっているのでしょうね」

山田 「それがアカンようになってきたから今度は、『Philips Hueホワイトグラデーション』という文明の利器を使って一生懸命、寝ようとしている!」

鍛治 「ははは。そうですね。逆になってきている(笑)」

光を活用すれば眠りもよくなる

続いて山田さんの睡眠スケジュールについて鍛治さんが質問。すると山田さんは「めちゃくちゃです!」 と即答。

山田さんの睡眠スケジュールは、タイミングを見計らいつつ眠って、一日合計6時間の睡眠があれば満足なんだとか。

すると鍛治さんは・・・

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鍛治 「一日の時間と私たちの体内時計のリズムが合えばいいけれど、現代人はそのリズムが合いづらくなっている。体内時計が一番影響を受けるのが光なのですが、その光を上手く活用できれば、眠りの質もよくなるかもしれません。

朝は明るい太陽のような光で目覚め、夕方以降は落ち着いた光で過ごす。スマホの光は眠る前には向いていないとよく言われますが、逆に朝や日中はいいかもしれない。こういった光で体内のリズムを作ることが大切なのではないでしょうか」

と、光を活用した睡眠リズムの整え方を説明してくれました。さらに「体内時計をリセットする、体内のリズムを整えるのが光なんです」と鍛治さん。

続いて、最近、電子書籍ばかり読んでいるという山田さん。そのため山田さんは、「寝るときだけは、(電子書籍ではない)難しい洋書を読むんです。すると一行ぐらいで眠っちゃう」そうです。なぜなら「面白い本だと眠れなくなってしまう」 からだとか。なんとも山田さんらしい入眠方法ですね(笑)。

これを受けて鍛治さんは「睡眠の直前にどんな風に過ごすかということが、睡眠自体にも関わってくる。(洋書を読みながら)だんだんまったりとする方が眠るにはいいですよね」 と睡眠の専門家らしく解説してくれました。

寝るときは薄ぼんやりが丁度いい

続いてトークは『Philips Hueホワイトグラデーション』の話題に。山田さんは『Philips Hueホワイトグラデーション』は、ふたつの点で画期的だと言います。

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ひとつ目は、「『Philips Hueホワイトグラデーション』は豆電球よりさらに薄ぼんやりとした灯りにできる」ことだと山田さんは言います。
「夜中トイレなどに起きた時に真っ暗だと困る。できれば薄い、灯りがついているかついていないかギリギリのところ」を求めていたそうです。

そしてふたつ目は、『Dimmerスイッチ』。「これを使えば手元で調光を調整できる。特に眠りから一旦覚めたとき、スイッチのオンオフをするのは意外と面倒くさいんですよね」と、『Dimmerスイッチ』を絶賛していました。

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ここで鍛治さんは山田さんの「夜中にトイレに起きる」という発言に注目。

鍛治 「加齢が進んでいくと夜中トイレに起きたり、中途覚醒(睡眠の途中で目が覚めること)が増えたりしてくるのです。でもそんなとき、明るくなりすぎないで再び眠りにつける環境が整っていない。照明は昼間に選ぶから夜の暗さは実感できにくい。そんな時に『Philips Hueホワイトグラデーション』のような、薄ぼんやりとした灯りにできる照明があれば、寝るときには丁度いいのではないでしょうか」

「睡眠と照明のいい関係」とは!?

トークショーの最後は鍛治さんと山田さんから「睡眠と照明のいい関係」についてひと言がありました。

鍛治 「灯りは睡眠にとても影響があります。明るい灯り、穏やかな灯り、これらを上手く取り入れて、いい生活、いい睡眠をしていただければと思います」

山田 「光は人間に与える影響が大きい。だからこそ、もっと光に関心を持ってほしいと思います」

博学の山田さん、専門家の鍛治さんだからこその知的な話題が満載のトークショーでした。
この後、山田さん、鍛治さん、そしてフィリップス ライティングの久保部長を交えたフォトセッションがあり、イベントは終了しました。

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左から久保部長、山田さん、鍛治さん

ということで、フィリップス ライティングの新製品『Philips Hueホワイトグラデーション』の発表イベントのお手伝いをさせていただいた世界睡眠会議でした。

尚、イベント当日の模様は動画でも配信する予定です。是非そちらもご覧ください。

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スイもイベント会場で一緒に盛り上げたぐぅ

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評論家
山田五郎(やまだ ごろう)
1958年 東京都生まれ。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、㈱講談社に入社『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくり、など幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。

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NPO法人睡眠文化研究会事務局長 
睡眠改善インストラクター
鍛治 恵(かじ めぐみ)
東京生まれ。1989年ロフテー株式会社入社後、快眠スタジオにて睡眠文化の調査研究業務に従事。1999年睡眠文化研究所の設立にともない研究所に異動後、主任研究員を経て2009年まで同所長。睡眠文化調査研究や睡眠文化フォーラムなどのコーディネートを行う。2006年、睡眠改善インストラクター認定。2009年ロフテー株式会社を退社しフリーに。同年10月から独立した活動を開始し、NPO睡眠文化研究会を立ち上げる。

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関連リンク
Philips Hueホワイトグラデーション スターターキット
山田五郎さんインタビュー 「睡眠は文化だ!」
鍛治恵さん 連載コラム 「ぐっすりコラム」
世界睡眠会議シンポジウム「睡眠の面白さに目覚めませんか?」

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