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青木愛さん さんに聞いてみた

数々の感動を届けてくれた2016年リオ五輪・パラリンピック。この夏、日本の裏側のブラジル開催とあって寝不足だった方も多いのではないでしょうか。日本は、五輪で史上最多の41個、パラリンピックでは24個のメダルを獲得し、すでに2020年の東京五輪・パラリンピックへの期待が大きく膨らんでいます。

予想をはるかに超える日本人選手の活躍ぶりでしたが、シンクロナイズドスイミング日本代表のチームも2004年アテネ五輪以来、3大会ぶりにメダルを獲得しました。

そこで世界睡眠会議では、2008年北京五輪のシンクロナイズドスイミング日本代表で、現在は、持ち前の明るさと健康美を活かして、スポーツコメンテーターとして大活躍中の青木愛さんに、美と健康と睡眠について伺ってまいりました。


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軽い気持ちではじめたシンクロ
それでもオリンピックに出ると思っていた!?

― まず青木さんがシンクロをはじめたキッカケを教えてください。

青木 0歳10ヶ月から家の近所のスイミングスクールに通っていたんですけど、そこが地元の京都で唯一シンクロコースがあるスイミングスクールだったんです。

最初は普通の水泳を習っていて、そこのシンクロコースにいたお姉さんによく遊んでもらっていたんです。そのお姉さんが練習している姿を見て私もやってみたいと思い、小学2年生の時にシンクロをはじめました。

― その頃、シンクロという競技をどう思っていましたか?

青木 シンクロをはじめるキッカケって、普通はテレビで世界大会を見ましたとか、ドラマの「スワンの涙」を見てはじめましたとかが一般的だと思うんですけど、私はシンクロのお姉さんに遊んでもらっていた印象の方が大きいので、シンクロの出来上がりというか、テレビなどで大会を見た事がなかったんです。当時は、お姉さんがシンクロを練習する姿に夢中でしたね。

※「スワンの涙」…1989年放送 宮沢りえさん主演のシンクロドラマ

― その後青木さんはジュニア大会などで優勝し、何度かの苦難を乗り越えた末、北京五輪に出場されます。当時から日本代表になりたいという思いはあったのでしょうか?

青木 シンクロをはじめた時からオリンピックに出ると思っていました(笑)。軽い気持ちですけど。遊んでくれていたお姉さんの中にも後にオリンピック選手になった方もいたので、私もはじめたらオリンピックに出る…みたいな感じでしたね。


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一日2~3千メートルは泳いでいたハードな練習

― シンクロと言うと華やかで優雅な競技ですけど、トレーニングはどのような内容なのでしょうか?

青木 本当にもう丸一日水の中にいました。泳ぎ込みから始まり、みんなで音楽に合わせたフォーメーションの練習とか。一日で2~3千メートルは泳いでいたと思います。その他にも陸の上ではウェイトトレーニングをしたり、ジャズダンスを習ったりしていました。

― 現役時代の一日の食事は?

青木 一般男性の2倍以上は食べていました。例えば朝は、ご飯、コーンフレーク、焼き魚、ベーコン卵、ほうれん草のおひたし、チーズ、納豆、ヨーグルト、サラダ、オレンジジュース、みそ汁とか。それで一日のハードな練習が始まるという。

私は好き嫌いがないので何でも食べるんですけど、当時はこれを食べて美味しいっていうことが出来ないぐらい食べなきゃいけなかったので、ご飯をあんまり味わって食べることがありませんでした。


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現役時代は、寝る間も惜しんで練習あるのみ!

― 青木さんの睡眠スタイルについて教えてください。

青木 基本、乗りものに乗るとすぐ寝ちゃう癖が子供のころからあります。例えば新幹線だと、座る 椅子を倒す 音楽を聞く 寝るみたいな(笑)。タクシーに乗っても、乗る 寝るです(笑)

― 現役時代から眠りに関してはそういう感じだったんですか?

青木 現役時代は寝る時間が無かったですね。お昼寝する時間もありませんでした。なので練習が終わって帰宅をすると倒れ込むようにバタンキューで寝ていました。先輩とかは多少お昼寝をする時間もあったとは思うんですけど、私はその時間も練習をしないとついていけなかったので。

― 五輪代表に選ばれると相当なプレッシャーで眠れないこともあると思うのですが…。

青木 合宿中はバタンキューでしたけど、オリンピック期間とか、特に前日はあんまり眠れなかったです。夜中に起きてしまって、布団の中でイメージトレーニングしているうちに落ちるという感じですね。

― 現役時代、寝る前のイメージトレーニングは習慣にしていたんですか?

青木 してないです。してないんですけど、北京のときは目が冴えて何かしなかったら寝られへんと思って。で、する事がイメトレしかなかったので。イメトレを3回しているうちに寝落ちした感じですね(笑)


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青木愛さんがこだわる美容、健康、そして睡眠とは!?

― 現役引退後のいま、寝る前のルーティンや美容・健康に関して気をつけていることはありますか?

青木 私は寝る前に毎日、お風呂に2時間入るんですけど、入浴剤を入れて2時間カラダを温めてリラックスさせるんです。で、上がって好きな匂いのその日に合わせたボディクリームを塗って寝ます。どれだけ仕事で遅くなっても、食事をして帰っても、疲れていてもお風呂はお湯を溜めて入ります。

― 蒸し暑く寝苦しい時でも、すぐに寝られますか?

青木 クーラーをガンガンにして布団を掛けて寝るっていうのが好きなんです。だから結構快適に寝ています。ただ、喉がまずいなと思ったら消しますよ。一応加湿器は一年中たいているけど。
あと最近マットレスを新調したら腰痛がだいぶマシになりました。現役時代から腰を痛めがちで、今のマットレスの柔らか過ぎず硬過ぎずっていうのが自分に合っているかなと。

― 逆に寝起きはどうですか?

青木 めっちゃ起きられます!仕事とか自分がしないとアカン時はパッと起きられます。現役の時は目覚ましが鳴る1分前に起きて「あと1分」みたいな感じで寝ていましたけど(笑)でも今もそうですかね、仕事のある時は。

― 引退後は、運動とかはされているんですか?

青木 最近、泳ぎに行ったりとかキックボクシングしたりとか、ジムにも通い始めました。動かさなきゃ気持ち悪くて。

― では最後に眠りに関しての失敗談はありますか?

青木 寝ようと思えば、サウナとかでも眠れるんです。一回、本当にサウナで眠って起こされました、きみ、死ぬって(笑)。

― サウナって休憩室じゃなくて、サウナ室の中で?

青木 ガチサウナです。大学の時、自主練習をしに行った先のプールにサウナがついていたんですけど、そこのサウナで横になっていたら寝ちゃって。そしたらサウナの管理のおじさんが起こしに来てくれました。誰も起こしに来てくれなかったら干からびていたところです(笑)

― 最後に世界睡眠会議オリジナルの「鼻ふうせん」にメッセージをお願いします。

青木 わたし、本当に眠ることが大好きなので…このメッセージでお願いします。

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― 眠りは美の素!とても素敵なお言葉、ありがとうございました。

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良い子は絶対にサウナで眠ったらダメだぐぅ

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青木愛 
スポーツコメンテーター

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1985年05月11日生まれ。京都府出身。

地元の名門クラブ・京都踏水会で水泳をはじめ、8歳から本格的にシンクロナイズドスイミングに転向。ジュニア五輪で優勝するなど頭角を現し、中学2年から井村雅代氏(現・代表監督)に師事する。
20歳で世界水泳に臨む日本代表選手に初選出されたが、肩のケガにより離脱。その後も補欠に回ることが多く「未完の大器」と称された。
苦労の末、不退転の決意で臨んだ北京五輪代表選考会では劣勢を覆し代表の座を獲得。欧米選手に見劣りしない恵まれた容姿はチーム演技の核とされた。引退後は、メディア出演を通じてシンクロに限らず幅広いスポーツに携わっている。

【経歴】
1995年 ジュニア五輪 出場
1999年 井村シンクロクラブ 入門
2005年 シンクロナイズドスイミング日本代表 選出
2008年 北京五輪 出場/現役引退

【主な成績】
2001年 ジュニア世界選手権 チーム 2位
2002年 ジュニア世界選手権 チーム 2位/フリーコンビネーション 2位
2004年 スイスオープン チーム 優勝/フリーコンビネーション 優勝
2006年 ワールドカップ チーム 2位/フリーコンビネーション 2位/ドーハアジア大会 チーム 2位
2007年 世界選手権 チーム(フリー) 2位/チーム(テクニカル) 2位/フリーコンビネーション 2位
2008年 北京五輪 チーム 2位

取材協力 (株)スポーツビズ
http://www.sports-biz.co.jp/

更新日:2016年10月5日 書いた人:峯一雄

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