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東京・神楽坂に住む生粋のパリジェンヌ! パリと東京を行ったり来たりしながら、日仏の架け橋としてさまざまな活動を続けているドラ・トーザンさん。

暮らしやおしゃれといった身近なテーマから、女性問題や街作り、ワークライフバランスといった幅広いテーマで執筆や講演活動を精力的にこなし、最近では新刊エッセイ『愛される男の自分革命 人生が100倍輝くフランス人の極意』(徳間書店)を出版されています。

睡眠に関する国際調査によると、フランスは先進国の中で睡眠時間の長い国のひとつ。そんなフランス人のモットーは、「人生を楽しみ、自分自身が輝くことが何よりも大切」。美食と恋愛の国、そして今では出生率2.01を誇るベビーブームの国でもあります。(合計特殊出生率、2014年の調査による)

睡眠時間が短いといわれる日本人は、彼らのライフスタイルから何を学べばいいのでしょう? 今回は、ドラさんに素敵な眠りのアドバイスや睡眠習慣にまつわるエピソードなどを伺いました。

日本の男性たちは疲れ過ぎ!
どうして自分の時間を大切にしないの?

―ボンジュール、ドラさん。今日はよろしくお願いします。

ドラ:Bonjour! こちらこそよろしくお願いします。

―まず、最新エッセイ「愛される男の自分革命」のお話からお願いします。
なぜ、日本の男性をテーマにしたのでしょう?

ドラ:いつも女性の読者だけを意識して執筆している訳ではありません。でも、読者や友人から男性についても書いてほしいという声があったので、今回はじめて、男性向けの本をつくりました。

タイトルの意味は、日本の男性がもっと世界から愛されて欲しいと思ったからです(笑)。

―ドラさんが日本の男性に抱くイメージは?

ドラ:とても疲れていると思いますね。最近は、仕事の延長のような接待は減っているようですが、自分や家族のために使うべき時間を削ってサービス残業をするサラリーマンはまだまだ多いはず。皆さん、オフとオンの切り替えが下手なのでは?

家族や恋人と過ごす時間、家事や子育てをする時間をもっと増やすべきだと思います。また、趣味やスポーツ、ボランティア、生涯学習などを楽しむことが人生を豊かにする秘訣です。

世界から見ても、日本の男性はプライベートな時間がとても少ないと思いますよ。

『愛される男の自分革命』では、どうすれば自分らしい生き方ができるのか、私の経験を元にアドバイスをまとめてみました。仕事を休まない男性、そして女性の皆さんにもぜひ、読んでほしいですね。

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朝の目覚めが大切。
自然に起きることで1日を元気に過ごせる。

―フランス人は、睡眠時間が長いといわれていますが、ドラさんの実感はどうでしょう?

ドラ:フランス人の睡眠時間が、特別長いという実感はありません。とくにパリは、夜遅くまでレストランやカフェが賑わっていますから。

私は大体7時間睡眠ですけど、朝がとても弱い人(笑)。深夜2時頃に寝て、朝9時か9時半に起きる生活パターン。そして自分の睡眠で大事にしているのは、時計のアラームに起こされるのではなく、自然に目覚めるということです。

自然に目覚めた朝は気分が良く、1日中、元気なんです。どうしても朝早く起きなければいけないときは、アラームを最大にしてベッドに入りますね。

―フランスでは、眠る前にどんな習慣がありますか?

ドラ:フランス人の多くは、夕食後、コーヒーや紅茶を飲みません。飲むのは、ハーブティーです。カフェインの入っている飲み物は眠れなくなるでしょ。私は夜になると、日本茶も飲みませんね。

夜、ハーブティーを飲むことは古くからの習慣なんです。フランス語では、「ティザン(Tisanes)」といって、カモミールやヴェルヴェーヌなどをよく飲みます。気持ちを穏やかにしてくれる効果があるんですよ。

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ちなみに「ぐっすりコラム」の睡眠改善インストラクター鍛治恵さんも、就寝前、カモミールなどのハーブティーを勧められています。

夏休み、早朝のラジオ体操にビックリ!?

―このところ日本では、「朝活」といって朝からアクティブに行動することがトレンドになっていますが、いかがでしょう?

ドラ:私の印象ですけど、日本人は本当に早起きだと思います。ヨーロッパの地域性もありますけど、夏の日没は遅く、逆に冬の朝などは8時でも真っ暗です。仕事や趣味など、様々な理由で早起きする人もいますけど、午前5時や6時は、まだ夜の感覚なんです。

日本の朝の活動といえば、とても驚いたことがありました。それはラジオ体操です。もうビックリ!

私は夏の間、東京にいることは少ないのですが、ある日の早朝、大きな音楽と掛け声が聞こえてきて目を覚ましてしまったんです。映画の撮影かなと思ったんですけど、あとでラジオ体操というものを知りました。夏休みの早朝、子どもたちが体操をしてスタンプを押してもらうそうじゃないですか。それを聞いて、とても不思議でした。

フランスで夏休み~ヴァカンスといえば、子どもたちも、自由にリラックスします。「ヴァカンス(les vacances)」は、英語の「vacant(空っぽ)」にも通じて、空っぽになってリフレッシュすることがなにより大切なんです。

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―ドラさんは、睡眠の大切さをどう考えていますか?

ドラ:私にとって睡眠は、とても大切。それは美容や健康ため、そして一日を元気に過ごす活力の源、睡眠はまさにバッテリーチャージですね。

誰もがそうだと思いますけど、寝不足だとイライラして人間関係がおかしくなりますね。

私はフランスと日本を行き来しているので、時差ボケになることが多いんです。そのため、睡眠の大切さを実感しています。でも不思議なことに、私は日本にいるとき、睡眠時間がとても短くなる傾向があるんです(笑)。

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素敵なパリジェンヌ、ドラさんの睡眠にまつわるお話、後編もお楽しみだぐぅ!

後編はこちら

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ドラ・トーザン Dora Tauzin
国際ジャーナリスト。エッセイスト。ソルボンヌ大学、パリ政治学院卒業。 国連広報部勤務後、NHKテレビ「フランス語会話」への5年に渡る出演がきっかけで日本に住むようになる。慶応義塾大学講師などを経て、現在、アンスティチュ・フランセ東京、アカデミー・デュ・ヴァンなどで講師を務めながら、日本とフランスの架け橋として、新聞、雑誌への執筆や講演、テレビ・ラジオ出演、イベントでの司会など各方面で活躍中。
主な著作として、『ドラがみつけた外国人の東京スタイル』、『東京のプチパリですてきな街暮らし』、 『フランス人は「ママより女」』、『パリジェンヌ流 今を楽しむ!自分革命』、『パリジェンヌのパリ20区散歩』、『フランス人は年をとるほど美しい』など。
2009年、文化庁より長官表彰(文化発信部門)。
2015年、レジオンドヌール勲章シュバリエを受章。

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愛される男の自分革命 人生が100倍輝く フランス人の極意』(徳間書店)
http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198641597
これまで、パリジェンヌならではの視点と感性で、日本の女性の自己啓発のための「自分革命」を提唱してきたドラさん。この著書では、愛される男になるための「3大自分革命」を基本軸に、ジャンルやカテゴリー別に、ユーモアを交え楽しく、ときには辛口に、ニッポンの男性が現在抱えている諸問題解決への具体的な事例や体験エピソードも多彩に交えながら、人生の極意をアドバイスされています。

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新刊『パリジェンヌ流 美しい人生の秘密』(宝島社)
http://tkj.jp/book/?cd=02557001
国民的英雄ジャンヌ・ダルクに代表されるように、フランスの女性たちは昔からパワフルで、独立心があります。その女性の芯の強さが今日のフランス女性たちが活躍しやすい社会を作り上げてきました。パワフルなだけでなく、いつのときも女性らしさを忘れない、淑女の美しさも備えています。本書では、歴史上人物から名女優までパリジェンヌたちの名言をもとに、フランス人の哲学・生き方を生粋のパリジェンヌである著者が語ります。

撮影協力:東京・飯田橋「カナルカフェ」
TEL 03-3260-8068
http://www.canalcafe.jp/

更新日:2016年6月28日 書いた人:世界睡眠会議編集部

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