これが新しい枕のかたち。自動で枕が寝返りに合わせて動いてくれる。枕ーレンを作ってみた。頼むぜ俺の相棒。

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書いた人:妄想工作家 乙幡啓子

普段、私は横向きに寝ています。寝入るまでは右側を向いているのですが、寝入る寸前には必ず体勢を変えたくなって、左側に向きを変えることになります。その動作が、やや面倒に感じる夜もあります。いや、寝返りは大事な動作なのですが、それを他人任せにできると、もしかして便利なのではと思う次第であります。

自動でできないものか。枕が動いてくれればいいのではないか。前後に疾走してくれれば。枕が疾走。枕、枕・・・枕ーレン

というわけで、枕にラジコンつけて寝返りを打とうと思います。

普通のラジコンカーに枕を乗っければいいや、と軽く考えたのが始まりでしたが、乗っけるには土台を平らにするとかいろいろ考えれば考えるほど途方に暮れてくるので、ここは工作キットを買って改造することにしました。

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2千円くらいで「前後に走る」という機能の付いた、なかなかのキットがあったので即購入。

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しかしこのパーツ数、私大丈夫か・・・プラモとかほとんど作ったことないぞ。

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説明書のとおりに1つづつ組み立てていったら、できました。完成品はこんな感じ。F1感、ありますね。これが後に枕ーレンとして爆誕するわけです。

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では早速ばらしましょう。この先ノープランですが、ばらしましょう。とにかく今回必要なのは前後の車輪と車軸、そしてモーター部分なのです。

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軽く丈夫な素材として、カーボンFRP・・・なんてとても扱えないので、断熱材によく使われるスタイロフォームを段ボール紙でサンドして土台とします。ここに「枕」を乗っけます。

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ザ・枕。F1感を出すために、前部が狭まったF1らしいフォルムに仕上げました。
ほら耳を済ませば、聞こえてくるだろう、あの夏のエキゾーストノートが・・・

動かしてみましょう。家の都合上、どうしても犬が映りますがご容赦ください。

犬もこの「枕ーレン」に瞠目、興奮しきりの様子。

これで試運転はOK、では本番運転に参りましょう。

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ベッドに乗せたら、なんだかすごくマヌケだ。
いや、しかし目を閉じれば、感じるだろう、V12エンジンの咆哮を・・・
(筆者は全然モータースポーツに詳しくないので適当に書いています、ご容赦ください)

そしてここでも試運転。

やっぱりマヌケ、というかシュールだ。前後する枕・・・

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とにかく、今夜はこいつに搭乗だ。頼むぜ絶妙の寝返りシフト。

どうも路面のコンディションが良くないようだ。タイヤの滑りが悪い気がする。

コンディション調整に、板を敷くことにします。板。ますます日常の就寝シーンから遠ざかって参りました。

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まあ、やる前から薄々わかっていましたが、枕ーレンの走りを持ってしてもスムーズな寝返りは無理なようです。しかも最後落ちた。

今後この枕ーレンは「走る枕」という世にも稀な立場で、他の用途に登場させることにします。何の用途だ。

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余計な重さがなるべくかからないようにしていたので、物凄く首に負担がかかるのであった。

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枕ーレンで寝るときは、誰かが起きて操作していないといけないね!自動じゃないじゃん!

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乙幡啓子

1970 年群馬生まれ・東京在住。ニフティ「デイリーポータルZ」で脱力系工作記事などを連載するほか、モノ作りイベントやワークショップ、講演などでも活動。
著書に「妄想工作」「乙幡脳大博覧会」「笑う、消しゴムはんこ。」。
ラーメンズ片桐氏との共演DVD「また、つまらぬ物を作ってしまった」が絶賛発売中。
また妄想工作所名義で「ほっケース」「スペース・バッグ」などの雑貨製作・企画も行う。

最近話題となった企画商品「ノアの方舟ポーチ」「モーセの奇跡ポーチ」がフェリシモ「YOU+MORE!」より絶賛発売中!

乙幡啓子オフィシャルサイト 妄想工作所

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