憧れの、あっ、猫が毛布でくるまっている、を手にいれる。

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書いた人:妄想工作家 乙幡啓子

うちには、もうじき3歳になる犬がいます。いつもは床に置いた犬用ベッドで寝ているんですが、この冬は私のベッドに上がって来るようになりました。私の足元近い布団の上で、丸まって寝ているんです。

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至福のひととき。朝、目が覚めると、足元に何か丸いものが寝息を立てているんですよ。ああ…そして二度寝。

ただ、猫のように布団の「中」には入ってきてくれませんね。入ってくれたら、アタイ、もっと幸せになれる気がする。

うちには猫はいませんが、猫がいつも布団で丸まってる生活もいいなと思ってます。
というわけで、「猫が丸まってるように見えるブランケット」を作ってみたいと思います。

猫が丸まってる写真、誰か貸して!と呼びかけましたら、旧知の友が送ってくれました。
9ヶ月になるロシアンブルーの男の子。名前は「羊羹(ようかん)」、とのことです。

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この子を、さっそく加工させていただきます。じっとしててな。

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つまり、寝ている自分の低い視点から布団方面を見たとき、猫がそこにいるかのように、起き上がって見えるようにしたいんです。なのでぐいーっと羊羹を上に引き伸ばします。道路標示の「50」とか「スピード落とせ」の文字がぐいーっと伸ばされてる、あの方法ですね。

でも単に伸ばしたままではなく、上に向かって少し広げるようにすれば、低い視点から見たときにしっくり来るのではないか、と、わからないなりに考えまして、そのように加工する次第です。

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そして出来上がった写真を、印刷できる生地に出力。家プリンタの都合上、どこまでもA4サイズで出てきます。これを手芸用ボンドでまずつなぎあわせます。

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そして、手持ちのブランケットに縫い付けます。うちの寝具にちょい足しリメイクする日が来るとは思わなんだ。

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ほい、完成。PC画面上ではかなり引き伸ばしたつもりでしたが、こうやって見てみるとそうでもなかった。まあ、今回はここでヘンなことしなくていいか。要は猫が「そこに」現れればいいのだ。と心の声を余すところなく吐露したところで、布団に入ってみたいと思います。

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!…けっこういいかも? というか、ブランケットに縫い付けたときに少しボリュームが出て、そのおかげもあって立体的に見えてる気がするが、まあいいだろう。

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今度は下に敷いて検証。掛け布団をバッとめくると、あっ猫! …って、ずっと、やってみたかったんです。

うーん、いるね。いる気がしてくるね、猫。それにしても羊羹、幸せそうに寝てらっしゃるね・・・その向こうでうちの犬が拗ねてる、ような気がしないでもないが。

とりあえず「布団猫立体視計画」の第一段階はパスした、ということで良いのではないでしょうか。第二、第三段階があるかどうかはわかりませんが。

「布団の中に猫」に憧れている皆様、ご友人の猫などで試してみてはいかがでしょうか。

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これ、じっと見てるとだんだん浮き上がってくるような気になるのが不思議!猫飼ってるところは本物でどうぞ。

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乙幡啓子

1970 年群馬生まれ・東京在住。ニフティ「デイリーポータルZ」で脱力系工作記事などを連載するほか、モノ作りイベントやワークショップ、講演などでも活動。
著書に「妄想工作」「乙幡脳大博覧会」「笑う、消しゴムはんこ。」。
ラーメンズ片桐氏との共演DVD「また、つまらぬ物を作ってしまった」が絶賛発売中。
また妄想工作所名義で「ほっケース」「スペース・バッグ」などの雑貨製作・企画も行う。

最近話題となった企画商品「ノアの方舟ポーチ」「モーセの奇跡ポーチ」がフェリシモ「YOU+MORE!」より絶賛発売中!

乙幡啓子オフィシャルサイト 妄想工作所

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