妄想睡眠工作

肉球アイマスクの巻

書いた人:妄想工作家 乙幡啓子

日に日に、夏が近づいてきますね。
まだ涼しい日はあれど、朝の空気や昼の日差しに夏を感じる今日この頃。

そこで!こんな冷え冷えアイマスクはいかがでしょうか(ちょっと強引ですか)。

「猫の手アイマスク」です。たぶん夏になるともう、「猫の手も借りたい!」くらい涼しさを求めることになるに違いありません。そのときのために、あらかじめ猫の手を作っておきましょう。

大きさを決めて型紙を切り取り、家にあったもこもこの猫っぽい布地を裁断します。見るからに暑苦しい布ですね。猫ですから、モフモフでないと。しかしこれ、真夏の作業じゃなくて本当に良かった。やはりこのアイマスクの制作は、今のうちに限りますな。

肉球に仕込みをしたいので、その部分に裏から透明シートを貼りました。わかりにくいかもしれませんが、肉球の窓が開いています。

この肉球に、保冷剤を仕込みたいと思うんですよ。それも、涼しげな青い保冷剤を。

さてこの保冷剤、いろいろなところでもらうので自然と家に溜まっていくものですが、冷蔵庫を探したところ、ちょうど今は青いのがない。念のため100円ショップに行きましたらば、普通に青い保冷剤がたくさんありまして。イメージにぴったりのものが見つかりました。

で、このままではおててに収まらないので、肉球の形に合わせた袋を自作します。別のビニール袋を熱圧着機(「クリップシーラー」という商品名でした)で加工して、小さい袋をいくつも作ります。

さあ、「私何やってんだ」の時間がやってまいりました。両手分で大が2つ、小が8つ、無心にシーリング。

その小袋の中に、保冷剤の中身を注意深く注入していきます。

(保冷剤の成分は触っただけでは害は少ないもののようで、手芸の材料にしている方もいるようです。ですが取り扱いにはくれぐれもご注意を。特に口の中に入ると有害なものもあるようです。よい子は気をつけてね!)

保冷剤をこうして使うことがないので、子供の頃に初めての材料で工作したときのようなちょっとした興奮が私を襲います。

注入箇所にもシーリングを施し、できあがった小袋。液モレもないようですので、指の先などに順次詰めていきます。袋がやぶれないように……

入り口を縫い合わせ、ゴムひもをつけて「猫の手ひんやりアイマスク」の完成です。

表の方、本来ならもっと丸々と、あのおててのようになれば良かったかな。裏の方はなんとも涼しげな肉球になりましたが。

早速冷凍庫で凍らせて使ってみましょう。

取り出して装着しようとしたところ、うちの犬が猛烈に反応しました。

噛んで遊びたいらしいですが、噛んだら終わりだ、そんなことはさせん。

ではでは……

おお、ひんやり~!!!

実はちょっと大きかったせいで、手の平の肉球のところが目の上からはちょっとずれており、こめかみに近いところが冷やされる。というかこの大きさ、猫じゃないですよね。

家人が通りかかって一言、「これ、シロクマ?」ですと。

そうだ、これシロクマだ。大きいし、冷やすイメージからしても、これシロクマだ。
本当は猫の手を借りたかったんだけど、猫も忙しいのか、代理の人を寄越しましたな。

というわけで今回作ったのは「シロクマの手アイマスク」でした(冷や汗)。
夏にピッタリ!こんな涼み方はいかがでしょうか。

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シロクマに「だーれだ」されてる感じ。

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乙幡啓子

1970 年群馬生まれ・東京在住。ニフティ「デイリーポータルZ」で脱力系工作記事などを連載するほか、モノ作りイベントやワークショップ、講演などでも活動。
著書に「妄想工作」「乙幡脳大博覧会」「笑う、消しゴムはんこ。」。
ラーメンズ片桐氏との共演DVD「また、つまらぬ物を作ってしまった」が絶賛発売中。
また妄想工作所名義で「ほっケース」「スペース・バッグ」などの雑貨製作・企画も行う。

最近話題となった企画商品「ノアの方舟ポーチ」「モーセの奇跡ポーチ」がフェリシモ「YOU+MORE!」より絶賛発売中!

乙幡啓子オフィシャルサイト 妄想工作所

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