ウワサのCoffee Napってつまり何?
コーヒーを飲んで昼寝をすると仕事の効率がアップ!

coffeenap

コーヒーには「カフェイン」という物質が含まれていて、それが眠気を覚ます効果があるということは多くの方がご存じでしょう。

脳内には「アデノシン」という睡眠物質があり、これが増えると脳が眠気を感じるようになります。

カフェインには、アデノシンを抑制させる効果があるので、“眠いけど(仕事などで)眠れない・眠りたくない”ときなどにコーヒーを飲むのは、まさに効果的です。

と、こんな前置きをすると“昼寝のコーヒーはご法度”と思われるかもしれませんが、逆説的な事実があるのです。それが現在欧米で話題になっている、昼寝の前にコーヒーを飲んで疲れを取る「coffee nap(コーヒーナップ)」です。
最近日本でもウワサになっていますね。

前述の通り、本来は眠気覚ましに効果のあるカフェインですが、このカフェインが脳に到達する時間がこの逆説の鍵になります。

カフェインを摂取すると直接脳に行くのではなく、まず腸で吸収されてから血液に乗って脳に運ばれます。この時間、およそ15分~20分。

なので15分~20分間のショート昼寝をすると、起きたころに丁度カフェインが脳に到達!するとカフェインがアデノシンを抑制させ、スッキリ目覚められるということなのです。

広島大学院総合科学研究科行動科学講座の林光緒教授らが「coffee nap(コーヒーナップ)」の効果の実験をしています。

大学生10人に「昼寝なし」「昼寝あり」「昼寝+目覚めた直後の洗顔」「昼寝+目覚めた直後の高照度の光照射」「コーヒー摂取+昼寝」という5つの条件で15分間の昼寝を体験してもらいました。

しかもこの実験、デカフェコーヒー(カフェイン抜きのコーヒー)に、ちょうど200mgになるようにカフェインを入れたというのです。コーヒー一杯のカフェイン量はおよそ200mgですが、産地や焙煎などでもカフェイン量は変化しますからね。

それぞれについて昼寝後の眠気がどの程度だったかを自己評価してもらったところ、起きた後の眠気が総じて少なかったのが「コーヒー摂取+昼寝」の条件であることが分かったそうです。

また、同様の実験を英ラフバラ大学のReyner LA氏らもおこなっています。

こちらでは車の運転の刺激テストを受けてもらったところ、「コーヒー摂取+昼寝」という条件で昼寝をした被験者がもっともミスが少なかったそうです。

では、カフェインがより多く含まれているお茶、例えば日本では玉露(200ml中約320mg)でもいいじゃないか。玉露ナップはどうなんだ!と思う方もいらっしゃるでしょう。

残念ながら、玉露にはカフェインだけではなく、タンニンやテアニンという物質も多く含まれています。テアニンはカフェインと結合して作用を抑制し、コーヒーに比べ体内へは穏やかに吸収されます。さらに、タンニンはリラックス効果を促します。なので、玉露ナップはうまくいかないそうです。残念でした〜。

「coffee nap」のポイントは、コーヒーを飲んだらすぐに寝ることと、昼寝の長さを守ること。

カフェインが脳に到達する15分~20分の間に眠ることが大切なので、そこさえ押さえておけば、昼寝からスッキリ目覚められてカラダがリフレッシュされるのです。

suichan-cmt-12
昼寝の準備万端にしてからコーヒー飲むといいかもねー。

参照
Clinical Neurophysiology:The alerting effects of caffeine, bright light and face washing after a short daytime nap
NCBI:Suppression of sleepiness in drivers: combination of caffeine with a short nap.

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