睡眠不足の人は暗闇が怖い?

darkphobia

夜中起きた時に暗く怖くてトイレに行けない――

子どもの頃にこんな経験をした方は多いのではないでしょうか。確かに万国問わずオバケがでるのはだいたい夜中ですし、ましてや視覚を制限させる暗闇は、子どもならずとも大人でも恐怖を感じることがあります。

ただ、暗闇に対する恐怖というのは大人になればある程度は収まり、むしろ寝るときは真っ暗でないと眠れないという方もいます。

この「暗闇恐怖症」の原因のひとつとして、睡眠不足があるという研究結果が、2012年6月に米ボストンで開催された第26回睡眠研究学会で発表されました。発表したのは、カナダのライアソン大学・睡眠・うつ病研究所の研究チームです。

研究は、大学生合計93人(76%が女性で平均年齢は22歳)を対象に行われました。

まず、被験者の学生に、普段の睡眠習慣と暗闇に恐怖を感じるかのアンケート調査を行った結果、暗闇が怖いと回答したのは睡眠が十分な人では26%だったのに対し、睡眠が不十分な人では46%でした。

次に、暗い部屋で、被験者にヘッドフォンでホワイトノイズを予期せぬタイミングで聞かせた時の、まばたきの状態を記録しました。突然のホワイトノイズを繰り返した結果、まばたきをする間隔は、睡眠が十分な人は長くなったのに対して、睡眠が不十分な人はより頻繁にまばたきを行いました。この結果から、睡眠が不十分な人は、より暗闇で恐怖を感じやすいことが窺えました。

現在、暗闇からくる睡眠障害の原因は、はっきりしていません。

一説には子供のころ、夜中のトイレで突然電気が消えてしまった、入浴中に停電になってしまったなどの恐怖体験がトラウマになっている可能性。夜行性ではない人間の暗闇に対する防御本能。また閉所恐怖症から併発するとも言われています。

研究チームのColleen Carney氏は、「こうした暗所からくる恐怖症をさらに研究することで、睡眠不足への新しいアプローチができるかもしれません」と語ります。

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暗闇なんて怖くない・・・怖くない・・・怖く・・・zzz

参照
SLEEP 2012: Associated Professional Sleep Societies 26th Annual Meeting. Abstract #0666. Presented June 11, 2012.

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