冬眠サイクルが1億年!?
驚異的な“爆眠”バクテリアが北極海で発見される!

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冬眠といえば、一部の動物が気温の下がる冬の間、代謝を低下させた状態で運動を停止させて過ごすことです。例えば、ヒグマは遅くとも12月ごろに冬眠状態に入り、終えるのは3~4月ごろ。その冬眠期間は長くても約4ヶ月です。

ところが、この冬眠の常識をはるかに超える新種のバクテリアが北極海で発見されました。

冬眠期間は、なんと1億年
単純に1億年前から現在まで冬眠をしていると仮定するならば、恐竜が全盛の白亜紀から、この21世紀までひたすら眠り続けていることになります。すると当然、1億年もの間生き
ていたことにもなり、地球上に存在する生物のライフサイクルを軽く更新するはずです。

この驚異的な“爆眠”バクテリアを発見したのは、英ニューカッスル大学のケーシー・ヒューバート博士らの地球科学研究グループ。場所は北極海に面した北ノルウェーのスヴァールバル諸島沖合の海底です。

研究グループが海底の堆積物(砂や泥などの岩石片や鉱物、生物遺骸、火山噴出物、水中の溶解物などが特定の場所に積み重なったもの)を調べていたところ、このバクテリアを偶然に発見。自らが活動、成長できる温度になるまで堆積物を利用して冬眠していたことを解明したのです。

もともと研究グループは、低温の中で繁殖するバクテリアを見つけるための調査を行っていたのですが、一般的にそれらは温度が上がると環境への対応ができなくなり死んでしまいます。ところが、“爆眠“バクテリアは堆積物の温度が高くなると活動が起こり、そのピークを迎えたのは55度で、ついに冬眠状態から“目覚めた”(発芽した)そうなのです。

このようなタイプのバクテリアは「好熱菌(高い温度が好きな微生物)」と呼ばれ、胞子として堆積物の中で冬眠状態を保ち、理論上、何百万年、何千万年も生き続けることができるといいます。

「暖かい場所に住むバクテリアは、上昇する海流によって暖かい凹地から冷たい北極海水へと細胞が押し出されると、それら(細胞・胞子)は休眠し、発芽に十分な温度になるまで堆積物の中に埋まっており、何年でも深い眠りにつくことができる」とヒューバート博士。

生命の神秘といえばそれまでですが、このような発見には夢があり(冬眠だけに)、今後の研究にも期待がよせられています。

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1億年間に見る夢ってどんな夢だぐぅ?

参照:New Scientist
Arctic bugs may have the longest life-cycle on Earth

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