熟睡中にピンクノイズを流したら、記憶力がアップした!

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徐波睡眠という言葉をご存知でしょうか。睡眠は夢をみているレム睡眠と脳が休まった状態にあるノンレム睡眠に分けられます。そのノンレム睡眠にも眠りの深さが4段階あり、そのうち段階3と4の深い睡眠を徐波睡眠と言います。いわゆる、熟睡です。

その間、脳波は非常にゆっくりとした波形を示します。
人間が目が覚めている状態でリラックスしている時に出る脳波のアルファ波は約10Hzです。

徐波睡眠中は、アルファ波より周波数が低い、2Hz以下のデルタ波が出現します。

このデルタ波の脳波状態は、とてもとてもゆっくりなことがわかるでしょう。

この徐波睡眠、人間の記憶の定着に深い関係があることがわかっています。

ドイツのエバーハルト・カール大学テュービンゲンのJan Born博士はこの徐波睡眠について興味深い実験を行いました。

彼らの研究グループは、睡眠が最も深くなった時に合わせて、ピンクノイズを聞かせたのです。ピンクノイズとは、周波数に揺らぎを持っているもので、さらに周波数が低い成分のパワーが比較的強い音です。

被験者11人に脳波測定機とイヤホンを装着して寝てもらい、脳波が一番ゆっくりになったときに、ピンクノイズをほんの少し(50ミリ秒)流しました。そして、同じコンディションで寝た時でピンクノイズを流さなかった時と比較しました。

すると徐波睡眠の時間が長くなり、単語の記憶力も強化されたことがわかりました。120語の学習をしたところ、記憶できた単語数は、22語(ピンクノイズの刺激あり)と13語(刺激のなし)というように、明らかに差があったのです。

「こうした脳波の周波数とそれに対する刺激は、ほかの状態の脳へも使えるかもしれない。起きている時に、注意力を高めることができたりね」とDr.Bornは言います。

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ピンクノイズはホワイトノイズよりかわいい感じ!

参照
Auditory Closed-Loop Stimulation of the Sleep Slow Oscillation Enhances Memory  Neuron, 2013 DOI:

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