一夜漬けの後は寝たほうがいい

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一夜漬けをしたことはありますか?ほとんどのひとは、「はい」と答えるでしょう。

問題は、真夜中の勉強をした後、テストが始まるまでに一度寝るべきか、そのまま徹夜状態でテストを受けるべきか。一度寝ると、せっかく覚えた英単語を忘れそうな気になりますものね。

しかし、一度寝たほうが、勉強したことを覚えている、または再学習の点数がいいという研究結果が発表されました。

アメリカの科学的心理学会に出された論文、「Relearn Faster and Retain Longer: Along With Practice, Sleep Makes Perfect 」がそれです。

この論文で行われた実験はこうです。

1) まず、40人のフランス人成人を集めます。

2)ランダムに「Sleep」と「Awake(覚醒)」に振り分けます。

3)40人全員が、16のスワヒリ語を覚えます。覚え方はこうです。単語を覚えるのに7秒間、その後単語を覚えているかをテストし、回答後に正解を4秒間表示します。各単語が正答にいきつくまで、繰り返し同じようにして単語を覚えます。これが、1stセッション。

4)1stセッションの12時間後に、参加者はもういちど、16の単語を覚えているかテストします。これが2ndセッション。ここで正答率を調べます。

この1stセッションと2ndセッションの間の12時間が重要です。「Awake」グループは、朝9時に1stセッションを行い、12時間後の同じ日の夜9時に2ndセッションを行いました。

そして、「Sleep」グループは、夜9時に1stセッションを終え、一度寝て、翌日の朝9時に2ndセッションを行ったのです。

その結果は、、、もうおわかりですね。Sleepグループの方が、2ndセッションの正答率は高かったのです。

セッションとセッションの間に寝たSleepグループは、平均16語のうち10語がいきなり答えられました。寝ていないAwakeグループは7.5語です。

そして、16語全てを思い出すのに必要な再試験は、Sleepグループは3回だけだったのに、Awakeグループは6回の再試験が必要でした。

最終的にはどちらのグループも16語を覚えられたのに、その覚えるプロセスは、一度寝た方が短く、正確だったのです。

しかも、一週間後、同じ試験をしたところ、Awakeグループは11語を覚えていたのに対し、Sleepグループは15語を覚えていました。しかも、6ヶ月後に再試験した時にも同じくSleepグループの方がよく覚えていたのです!

「学習後の睡眠は、記憶にとって間違いなく良いということは知られています。しかし、睡眠と学習とをどう組み合わせるかについての知見はまだ不十分です」と、研究を行ったリヨン大学のStephanie Mazzaさんは言います。

「学習と学習の間に睡眠を取り入れることによって、再学習に要する時間を短縮でき、一回で行うよりもはるかに長期的に覚えていられます」。

睡眠が記憶の定着に何らかの形で関与しているのではないか、とは今までの研究でもよく言われています。こうした研究がさらにすすめば睡眠と記憶の関連もわかってくるようになるでしょうね。

でも、一夜漬けはほどほどに!

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一夜漬けで朝まで勉強して、一度寝たら、、、寝過ごしちゃうじゃん!

参照
Psychological Science:Relearn Faster and Retain Longer

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