羨ましい! スペインでお昼寝が告示?

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ここがバレンシア州だ!

「昼寝」・・・なんとも、心地よい響きではないでしょうか。

子供の頃は当たり前であった昼寝も、大人になればそうはいっていられません。仕事中に昼寝どころか、居眠りでもすれば世間からダメな大人の烙印を押されてしまいます。

ところが、今すぐスペインに移住したくなるような情報が飛び込んできました。なんとスペインの東部、地中海沿岸部のバレンシア州にあるアドールという小さな町で、昼寝が告示されたというのです。

2015年7月にアドールで告示された昼寝は「シエスタ」。実はスペインを含む南ヨーロッパでは夏の間、昼食後に昼寝をするシエスタが古くからの文化として存在していたのですが、それが行政で制度化されたのはスペインで初めてだというのです。

文化ならいざしらず、それを市長が宣言するとはずいぶん思い切ったことをしたものです。厳密にいえばシエスタは「お昼」という意味なのですが、それでもほとんどのスペイン人は「シエスタ=昼寝」と捉えるそうです。

人口1400人のアドールで告示されたシエスタは、午後の2時~5時までの間。その時間帯、各種店舗、レッスンスクールなど、街のすべてが一時休業になります。さらにアドールのビトーリア市長は、同時間帯は住民に静かにしているように告示しており、子供たちですら「屋外でボール遊びして大人の邪魔をしない」といった項目もあるそうです。

市長は「ルールを破っても罰則があるわけではない。義務でも政令でもない。単に勧告だ」と言っています。

シエスタ(昼寝)は科学的に見ても、非常に理にかなったシステムという意見もあります。人間の眠気は体内時計に支配されていて、1日に2回のピークがあります。眠気は夜間(早朝4時ごろ)だけでなく、午後(15時ごろ)にもピークがあるのです。

そのため、眠気のピークである午後2時から3時にあえて休息を取ることで、その前後のカラダが活性化されている時間に、効率よく活動ができるのというのです。

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文化人類学者で「世界が認めたニッポンの居眠り」(CCCメディアハウス刊)の著者、ケンブリッジ大学のブリギッテ・シテーガ准教授によると、「シエスタ文化」は、世界各地にあり、中国でも1980年代~90年代に昼寝が一般化、今でも地方では昼寝の習慣が続いているそうです。

日本でも昼の短時間睡眠を実践し、話題となっている学校があります。福岡県立明善高校で、2005年から「お昼寝タイム」を導入しているのです。この明善高校は県内で有数の進学校。お昼休みが45分あるうち、最後の15分間を「お昼寝タイム」と定めて、生徒たちが主体となって昼寝をとっているのです。ちなみに、その時間になると、モーツアルトのBGMが流れるそうです。

スペインのシエスタが日本にやってきた、というわけではありませんが、どこの国でも昼寝は古来よりの文化なのかもしれません。

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