高校生は睡眠欠乏の危機?! Start School Later

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朝学校へ行くとき、もう少し寝ていたいよーなどと思ったことはありませんか?日本だけでなく、アメリカやイギリスでも、子どもの睡眠不足は大きな問題です。

オックスフォード大学のPaul Kelly博士は、8歳から10歳の子どもの始業時間は8時30分以降にすべきで、16歳では10時、18歳では11時にした方が良いと言っています。それだけで、GCSE(イギリスの全国統一試験)の成績は10%アップするだろう、とも。

それはなにも、怠け心からの朝寝坊を推奨しているのではなくて、特に若年世代は睡眠時間が足りていないからなのです。

Kelly博士によると、英国の若年世代は1週間で平均10時間の睡眠が不足しており、夜勤シフトのある若手医師よりも睡眠が欠乏しているほど。必要な睡眠時間は年齢で異なり、子どもの頃は長く生涯で3時間ほど変化していきます。現代は総じて睡眠不足社会ですが、14~24歳は最も睡眠が不足している年代であるといいます。

アメリカの学校では、親の承諾を得た201人の子どもが参加した実験が行われました。子どもたちは中学3年生から高校3年生に相当します。今まで朝8時の始業時間を8時30分に遅らせたのです。

すると、30分遅らせただけにもかかわらず、試験導入前には7時間7分だった睡眠時間が7時間52分に平均して長くなりました。

そして聞き取り調査によると授業中の眠気が少なくなり、集中力がアップしたのです。さらに、倦怠感も改善し、健康不安も減少、学校課題や学外活動のモチベーションもアップしたと言います。

こうした例は多く報告され、今、アメリカでは「Start School Later」という運動が起こっています。8時30分以降に始業時間を遅らせようという運動です。

もちろん、学校の始業時間は、生物学的な見地だけではなく、社会的な観点(親の始業時刻など)からも、学校の始業時間をどのようにすればいいかは考えなければなりません。

ただ、体内時計と必要な睡眠時間、ということからいえば、子どもたちはもっと寝てもいいかもしれませんね。

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一緒に先生も、もう少し寝てもいいと思うよー

参照
Impact of Delaying School Start Time on Adolescent Sleep, Mood, and Behavior
Start School Later – Start School Later
Start School Later (Wikipedia)
Start school day at 11am to let students sleep in, says expert | The Guardian

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