オフィスにも、もっと光を!(寝るために)

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あなたのオフィスに窓はありますか? その窓からは、光が入りますか?
ある研究では、オフィスに光があることと、質の良い睡眠との間に関係があることがわかっています。

2014年6月にイリノイ大学で発表された論文では、オフィスに窓があるのとないのとでは、健康や睡眠にどのような違いがあるのか、実験が行われました。

実験には49人の日中オフィスで働く会社員が参加しました。そのうち27人のオフィスには窓はなく、22人には窓がありました。健康状態や睡眠の質に関しては自己申告制で行われ、睡眠の質に関しては特にピッツバーグ睡眠質問票が用いられました。

さらに被験者のうち、10人の窓なしオフィスで働く人と、11人の窓あり職場の人にはアクチグラフィと呼ばれる小型センサーデバイスを身につけてもらい、光の曝露量、活動量、および睡眠時間などが測定されました。

その結果、窓のあるオフィスは、窓のないオフィスに比べ、白色光の曝露量が多いことがわかりました。また、窓のあるオフィスでは身体活動が多い傾向もありました。なにより、夜間の睡眠時間も、窓のある方が平均46分も長かったのです。

一方、窓のないオフィスで働く人たちは、身体活動やモチベーション、全体的な睡眠の質などにおいて、スコアが総じて低くなりました。

「日中、特に朝の光を浴びることは、気分、目覚め、代謝に及ぼす影響があり、健康に有益であるという証拠が増えている」とノースウェスタン大学睡眠障害センターのディレクターであり神経科医師であるPhyllis Zee医師は言います。
「日中に多くの光を浴びる人は夜間によく眠り、健康を改善するのに役立つ可能性がある」とも。

「建築家は、オフィスを設計する時に採光について、省エネという観点だけでなく、社員の健康という観点を持つ必要があります。窓から6〜7.5メートルで、窓からの昼の光はほとんど届かなくなります。光の届くところに仕事環境があるようにすべきです」と、論文の共著者であるイリノイ大学建築学部Mohamed Boubekri准教授はいいます。はいいます。

「光は、脳や体にとって最も重要な『同期の要素』です」と、論文の共著者のIvy CheungPh.D.も強調します。「ヒトの体内の生物学的リズムと自然が持つリズムとの適切な同期は、健康に不可欠なのです」。

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大きな窓があるとそれだけで気持ちいいよねー。

参照
Mohamed Boubekri, Ivy N. Cheung, Kathryn J. Reid, Chia-Hui Wang, Phyllis C. Zee. Impact of Windows and Daylight Exposure on Overall Health and Sleep Quality of Office Workers: A Case-Control Pilot Study. Journal of Clinical Sleep Medicine, 2014; DOI: 10.5664/jcsm.3780

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