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睡マーのみなさん、おはようございます! 睡眠研究部員の日野麻衣です。

暑くて寝苦しい夏のエアコン活用法を教えてください!

世界睡眠会議を応援してくれている企業を直撃して、快眠のための情報をお届けするコラボスペシャル。今回、私は大阪府摂津市にあるダイキンの「テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)」に伺っています。

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前編ではこの中にある『睡眠・代謝実験室』という、まさに快眠のための研究室をレポート。高性能な測定器がいっぱい取り付けられたサーマルマネキンのNEMOちゃんと一緒に写真も撮りました。

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今回はいよいよ「夏本番に向けてエアコンの上手な活用法を、エアコンのプロに教えてもらう」ミッションに挑みます。

教えてくれるエアコンのプロは、テクノロジー・イノベーションセンターの安本千晶さん。
よろしくお願いしまーす!

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先端設備が整った「実験棟」を颯爽と歩く私と安本さんです!

インタビュールームも、まるで映画のセットみたい!

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お話しを伺う場所は、『睡眠・代謝実験室』に隣接した専用の『インタビュー室』です。

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室内はこんな感じ。

壁面には、いかにもマジックミラーっぽい大きな鏡があります。

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やっぱりそうだ! マジックミラーの裏側には「バックルーム」があって、インタビュー室を見ながら、会話を聞いたり司会者に質問の指示をするためのヘッドセットなどが完備されていました。

刑事ドラマの取調室みたいですけど、このTICは2015年の11月に完成したばかりなので、室内はどこもピカピカ。設備も最先端でカッコいいんです。

ま、今回は使わないですけどね(笑)。

ここでしっかり「夏のエアコン活用法」を教えてもらっちゃいましょう!

夏の夜は寝苦しいって、ホント?

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日野「それでは安本さん、よろしくお願いします」

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安本「わかりました。私にわかることなら、頑張ってお答えします」

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日野「えっと、夏の夜って寝苦しいじゃないですか。エアコンは絶対必要だし。でも、エアコンを付けたまま寝ると冷えすぎて翌朝からだがだるくなったりするんですよね。ズバリ、上手なエアコンの活用法を教えてほしいんです!」

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安本「そうですね。では、まず最初に『夏は寝苦しい』というのは本当かどうかってあたりを考えてみましょう。

ダイキンでは毎年『現代人の空気感調査』というアンケートを実施しています。2003年に発表した『主婦に聞いた夏の寝苦しい夜の快眠法は?』というデータがあるので、その中からいくつかご紹介したいと思います」

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安本「これが、夏の暑い時期と、それ以外の季節の睡眠時間の回答をまとめたグラフです。

夏の暑い時期は、睡眠時間が短いほうにピークがあることがハッキリしています」

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日野「ほんとだぁ。夏の暑い時期は5時間から6時間くらいの人が多いですね」

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安本「全体の平均睡眠時間をみてみましょう」

夏の暑い時期=5.8時間
夏以外の時期=6.5時間

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安本「つまり、夏の暑い時期はそれ以外の時期に比べて、平均で0.7時間も睡眠時間が短くなってしまうことがわかります」

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日野「やっぱり、夏の暑い夜はみんな寝苦しい思いをしてるんですね」

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安本「そうですね。では次に、睡眠時間が短くなってしまう理由についての回答です」

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安本「最も多い回答が『暑さや不快感で夜中に目が覚めてしまう』で、次に多い回答は『寝付きが悪い』ですね」

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日野「そうなんですよ。エアコンで部屋が冷えるまでは寝付けないし、タイマー設定して途中でエアコンが切れると、暑くなって目が覚めちゃうんですよ〜。みんな、同じ悩みを抱えてるんですねぇ」

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安本「さらに、睡眠不足の影響についてのデータもあります」

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安本「このアンケートは主婦を対象に実施したので、「家事の能率の低下」や「昼寝の増加」といった回答がありますが、やはり「終日だるい」など、からだの不調を感じる方が多いです。これは、男性や働く女性にとっても同じですよね」

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日野「あと、「肌が荒れる」とか「太る!」っていう答え。私にも心当たりがありますよぉ」

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安本「さすがです。ちゃんと気が付いてくれましたね。そう、寝不足は美容の大敵なんですよ」

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日野「これって、どうしてなんですか?」

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安本「睡眠不足で肌荒れなどが気になるのは、成長ホルモンが関係していると考えられます。成長ホルモンには、肌の調子を整えたり、体脂肪を燃焼させてダイエット効果を高めるなどの働きがあるとされています」

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日野「成長ホルモンさん、大好きになりそうです」

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安本「一般的に、成長ホルモンは入眠して3時間が分泌のピークとされています。ところが、十分な睡眠がとれないと、成長ホルモンの分泌が妨げられて、肌の調子に異変を感じてしまう、ということですね」

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日野「美容のためにも、睡眠がとっても大切なことはわかりました。ますます、夏のエアコン活用法をしっかり教えていただきたいです!」

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安本「わかりました。では本題の「夏の夜、エアコンの正しい活用法」についてお話ししていきましょう」

夏のエアコン活用法。これが正解!

お待たせしました!

安本さんに聞いた「暑くて寝苦しい夏の夜。正しいエアコン活用法」をご紹介します。
わかりやすいように、Q&A方式でズバリ答えていただきました。みなさん、しっかりチェックしてくださいね。

Q. エアコンの設定温度は何度がいいの?

設定温度が高いとやっぱり暑くて寝苦しく感じるし、思い切って下げると逆に寒くなったり起きてからからだのだるさを感じたりするんですよね。

ズバリ、寝る時は何度に設定すればいいですか?

A. 28℃前後がオススメです!

寝ている時、布団の中は『温度=33℃、湿度しつど60%RH』くらいが快適です。
(RH=相対湿度しつどを示す単位。一般的に「湿度しつど」といえばこの相対湿度しつどのことです)

エアコンを24℃や25℃に設定するのは冷やしすぎ。28℃で寝付く時には少し暑く感じても、入眠すると人の体温は低下しますから、設定温度が低すぎると体温がますます低下して血管が収縮。起きた時に疲れを感じたりすることがあるのです。

最近は節電意識の高まりもあって、寝る時のエアコン使用は控えるという方も少なくありません。先ほどご紹介した『現代人の空気感調査』で2012年に行ったアンケートで、このようなデータがあります。

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2012年の調査では、全国の20代~70代の男女700人を対象に、「夏場のエアコン利用と健康管理」をテーマにして実施しました。

東日本大震災の影響もあって、夏のエアコン使用を「控えた」という方は実に69.4%、700名中500名にものぼりました。設定温度の質問はその「控えた」と回答した方に伺ったのですが、それでもおよそ3割の方が「冷やしすぎ」です。

Q. でも、28℃前後じゃ暑いんですけど……?

冷やしすぎは快眠のためにも悪影響ってことはわかりました。とはいえ、28℃前後の設定温度だと、やっぱり暑く感じて寝苦しいことがあるんですよね。

どうすればいいのか。上手なエアコンの使い方を具体的に教えていただけますか?

A. 28℃でも、こうすれば大丈夫です。

エアコン活用法その1
十分に部屋を冷やして、寝る時は最適な設定で運転を。

就寝する1時間ほど前を目安に、寝室のエアコンを24〜25℃程度の低めの設定にして、先に壁を十分に冷やしておきます。そして28℃前後に設定温度を上げてから寝るようにすれば、寝付きもスムーズで、途中でエアコンが止まって暑くて目が覚めてしまうのも防ぐことができます。

節電や冷やしすぎを防止するために、寝る時はタイマー設定を利用する方も多いですが、最近のエアコンで自動運転をしている場合、部屋の温度変化がなければほとんど電力を消費しません。

逆に、一度室温が上がってしまってから再度運転すると電力消費が多くなってしまいます。寝る時のエアコンは「つけたまま」という選択肢を考えてみてください。そのためにも設定温度は28℃前後がオススメです。

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扇風機で風を壁に当ててエアコンと併用する。

エアコンは使わずに扇風機を使うとか、エアコンの設定温度を高めにして扇風機と併用するという方もいらっしゃいます。もちろん、扇風機との併用はOKです。

ただし、扇風機の風を直接からだに当てるのはよくありません。

そもそも、睡眠時の「快適さ」にはどんな要素が影響するのか。簡単な図にしてみました。

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左側、緑色の丸で囲まれた「活動量」や「着衣量」は、夏の睡眠時にはいずれもとても小さい値となりますし、エアコンや扇風機には関係ありません。

右側、「温度」「湿度しつど」「気流」「輻射熱」が、空調機器で調節できる要素ですね。

この要素を踏まえた上で、上手な扇風機の活用法としてご提案したいのが……、

扇風機の風を寝室の「壁」に当ててエアコンと併用することです。

「気流」は体感温度を決める要素のひとつですが、あまり強い風を感じるのは快眠にとってもマイナスになってしまいます。

睡眠時のおすすめは、0.5m/秒程度の「そよ風気流」。扇風機の風を弱めに設定して壁に当てることで、部屋の中に柔らかなそよ風気流を生むことができます。

また、温まってしまった壁からの「輻射熱」も体感温度の大きな要素。壁が温まったままでは、エアコンで空気を冷やしてもすぐに暑さを感じてしまいがちです。輻射熱をやわらげる点からも、風を当てて壁を冷やすのが効果的といえますね。

Q. やっぱり、湿度しつども大切なんですね?

なるほど! 寝る前に寝室を冷やしておいて、寝る時はエアコンを28℃前後に設定。扇風機の風を壁に当ててそよ風気流で快眠できる、ってことですね。わかりました。ありがとうございます。

それにしても、やっぱり「湿度しつど」も快眠には大切なんですね。

A. 湿度しつどをコントロールすれば体感温度は下がります。

その通り。湿度しつどは体感温度に大きく影響します。

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湿度しつど差による体感温度の比較

このサーモカメラの画像は、温度が同じ25℃でも、湿度しつどが80%と30%ではこんなに体感温度が違うことを示しています。また、気流がありとなしでも体感温度が違いますね。

このように気温が高めでも、湿度しつどと気流をコントロールすれば体感温度を下げることができます。

この実験では結果をわかりやすくするために湿度しつどを30%にしていますが、寝室で湿度しつど30%では低すぎるので、40〜60%程度にコントロールするのが理想的です。

ただし、古い機種などエアコンによっては湿度しつどのコントロールが十分にできないケースがあります。

たとえば、弊社(ダイキン)のオススメである『うるさら7』であれば、温度だけでなく湿度しつども快適に保つ機能を備えています。快眠のためにも、夏本番の前にお使いのエアコンの湿度しつど調節機能などを一度確認しておくことをオススメします。

今年の夏は、快眠できそうです!

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日野「安本さん、ありがとうございました。エアコンと扇風機の上手な活用法で、今年の夏は私も快眠できそうです。

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安本「はい、設定温度が高めでも、快眠のための空気環境を整えることはできることを、たくさんの読者の方にも知っていただきたいですね。あと、エアコン活用法で「おまけ」情報をもうひとつ」

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日野「え、なんでしょう?」

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安本「それは、夏本番でエアコンを使い始める前に「フィルターをお掃除しましょう」ということです」

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日野「ああ、聞いたことありますけど……」

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安本「エアコンのフィルター掃除は意外とカンタン。取扱説明書に従ってフィルターのホコリを掃除して、部屋の窓を開けて1時間ほど送風運転してください。

そうすれば、久しぶりにエアコンを運転した時に感じることがあるイヤな臭いなどを防ぐことができますし、エアコンの電気代が10%ほど節約できるんです」

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日野「わかりました! エアコンにはお世話になってるし、うちに帰ったら、さっそくちゃんとお掃除します!」

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睡マーのみなさん、いかがでしたか。今年の夏は上手にエアコンを活用して、しっかり快眠してくださいね。

さ、これでミッションはクリアです。

前編の最初にカミングアウトしたように、実は私、大阪初体験。編集スタッフさん、大阪ならではの「こなもん」、食べる時間ありますよね?

え、ないの。

このままタクシーで新大阪駅に行ってすぐに新幹線に乗る?

えー、そんなぁ……。

や、安本さん、今度は冬のエアコン活用法を教えていただきに、また来ます。だから、その時はぜひこなもんを……。

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安本「ふふふ、わかりました。今度はミナミとかのオススメのお店にもご案内しますよ」

やったー!
今日は本当に、ありがとうございました!

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