やってみよう!快眠TIPS

意外と知らない「心地よい眠り」と「パジャマ」の大切な関係

健やかな生活に欠かせないのが、食事と運動、そして「眠り」。上質な睡眠は、あなたの知らない間に、あなたの体と心を支えています。そんな眠りのパートナーとして、「心地よい眠りに誘う」大切な役目をするのがパジャマです。
睡眠とナイトウエアの関係に詳しい株式会社ワコールさんに、「パジャマ」と「眠り」との関係を教えていただきました。

パジャマに着替えたら「寝付き」にかかる時間が9分短縮!

下のグラフは、ワコールが2012年に全国の20〜40代の男女1029人(男性309人、女性720人)に、就寝時にはどんなものを着用しているかを、夏と冬に分けて聞いたアンケート結果です。
冬は「パジャマ」42.3%と「スウェット・ジャージ」42.3%が同率 1 位という結果でした。
一方、夏は「Tシャツ・短パン」が60.1%と過半数に。「パジャマ」は 22.7%に減り、夏はパジャマを着ない人が多いことがわかりました。


出典/すやすや部 http://www.wacoal.jp/pw/suyasuya/201701/enquete06.html

「スウェット・ジャージ」や「Tシャツ・短パン」と答えた人の中には、部屋着をそのままナイトウエアにしている人もいるかもしれません。しかし、パジャマに着替えることが、実は睡眠にも影響を与えていることをご存じでしょうか?

以下の2つのグラフは、パジャマで就寝した場合と、それ以外の服装で就寝した場合の実験結果です。国内在住の20〜40代で、普段パジャマに着替えないで一人で就寝する男女30人(男性10人、女性20人)に、従来からのスタイルで就寝した場合と、パジャマに着替えて就寝した場合とを睡眠計で測定して比較しました。

その結果、従来からのスタイルでは寝つくまでにかかっていた時間は平均47分でしたが、パジャマに着替えた場合は平均38分。パジャマを着用することで、寝つくまでにかかる時間が約9分短縮されました(グラフ左)。
夜中の目覚め(=中途覚醒)の回数も、パジャマ以外を着用した従来の状態で平均3.54 回だったのが、パジャマ着用で3.01回となり約15%減少しました(グラフ右)。


出典/すやすや部 http://www.wacoal.jp/pw/suyasuya/201701/report2-a.html

寝る前に寝衣に着替える習慣も、体と心を休めるスイッチのひとつ

また、ワコールが行った独自アンケート調査から、82.4%の人が「睡眠へのスイッチといえる行動」をもっていることが明らかになりました。具体的には、「トイレに行く」44.8%、「歯を磨く」43.0%、そして「パジャマなどに着替える」が 32.0%と第3位に入っています。
寝付きをよくするための「入眠儀式」において、「着替える」ということが、とても大きな意味を持っていることがわかります。


出典/すやすや部 http://www.wacoal.jp/pw/suyasuya/201701/enquete04.html

とはいえ、パジャマであれば何でもいいわけではありません。
次に、どんなパジャマを選べばいいか、そのポイントをご紹介します。

体を動かしやすいことがパジャマ選びのポイントの1つ

じっと寝ているつもりでも、人は一晩に20回前後も寝返りをうつといわれます。寝返りは、眠りの大切な要素のひとつ。 その動きをさまたげないよう、しめつけが少なく、適度なゆとりをもった形をしているのがいいパジャマです。
実際に選ぶときにチェックしたい基本ポイントは以下の3点。

動きやすく、つっぱらず、締めつけない

  • 腕まわりは動きが多いところなので、ここがゆったりたっぷりしていること
  • 寝返りしても生地が体に巻きこまれてつっぱらないよう、ほどよいゆとりがあること
  • ウエストゴムはやわらかくてしめつけが少なく、お腹まわりがラクであること

これらをクリアしたもので、さらに以下のような季節に合った形のパジャマを選ぶことがおすすめです。

夏におすすめのパジャマの形

熱をため込まないよう、通気性を確保

  • 半袖+やや短い丈のパンツ。熱を放出し爽やかさをキープ
  • 風通しをよくして衣服の中の熱を逃がしやすいように、そで口やえりのあきが大きいもの

冬におすすめのパジャマの形

寒さを感じやすい部分を暖かく

  • 首元を暖かくサポートするハイネックや、えりの詰まったタイプ
  • 体にほどよくフィットして、そでやすそがズレ上がりにくいもの

ネグリジェやロングTシャツなどのワンピース型ナイトウエアは、寝返りしたときにめくれて冷えてしまうのが心配です。熱を逃がしやすいので夏は涼しく感じることもありますが、冷えが気になる場合には、夏でも短いレギンスやスパッツなどを着るのもおすすめです。

心地よい肌触りで、暑さ・寒さの不快感がない素材がおすすめ

眠っている間、人は汗をかき、その量はなんと約200cc=コップ1杯分と言われています。心地よい睡眠のためには、汗をしっかり吸い取る吸湿性の良い素材のパジャマを選ぶことが大切です。

吸湿性の良いパジャマ素材といっても多種類あります。そのなかから夏と冬それぞれにおすすめの素材をご紹介します。

夏におすすめの素材

  • サッカー、リップル、楊柳などの生地表面が凹凸している素材は、肌に接する面積が小さいので汗をかいてもベタつきにくく、サラッと爽やかな感触が保てます。
  • は吸湿・吸水性、放湿性にすぐれているのでムレ感を軽減します。感触もサラサラと涼やかなので、夏もの衣類の生地として人気です。
  • 綿とポリエステルの二重構造素材も夏におすすめ。綿は吸水・放湿性がともに高く、ポリエステルも放湿性が高い素材で、サラリと軽い着心地です。

なお、アクリル混やナイロン混、ポリエステル100%の素材は汗を吸いにくくベタつきやすいので夏に不向きです。

冬におすすめの素材

  • 綿、シルク、ウール(羊毛)などの天然素材のものがおすすめです。また、綿入りのキルトニットエイトロックなどの厚手の柔らかな素材や起毛した素材(ネルパイル)などもおすすめです。
  • 最近では吸湿発熱素材など、冬のあったか機能素材も増えてきています。アクリル、レーヨン混など、軽くて暖かいのが特徴です。

逆に避けた方がいいのはフリース。冬のルームウェアとしてはおすすめですが、フリースはポリエステル100%で吸湿性が低いため、パジャマにはあまり向いていません。着用する場合は、下に綿100%の肌着を着用するといいでしょう。

素肌で着るパジャマには、毎晩、汗とともに皮脂などの汚れがつきます。洗濯しても型くずれしにくい丈夫さや、お手入れのしやすさもパジャマ選びの大切なポイントです。
ぜひお気に入りのパジャマを見つけて、より心地よく眠ってみませんか?

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