すやすやキレイ nemurimo

母から娘へ朝レシピ
朝にピッタリ鶏雑炊

快眠のためにも、せめてこのぐらいは作ってほしい

娘は2年前から一人暮らし。将来一人暮らしをするようになるとは想像もつかないほど、親依存症だった。だから料理など教えもせず、また教わろうという態度も見せないまま、なんの準備もなく一人暮らしになってしまった。

案の定、食べることに悪戦苦闘中らしい。さらに残業が重なり神経を使いすぎてよく眠れず、余裕がない様子。

1日の始まりとしてしっかり摂ることが我が家の鉄則だった「朝ごはん」すらまともに摂っていないらしい。これはいかん。ならばと、ズボラ娘でも簡単に、きちんと栄養が摂れる「朝ごはん」の作り方を教えないと。

娘が一人暮らしを始めるときに、これだけはと持たせた圧力鍋を使い、一度作れば応用の効く鶏スープを使ったレシピ。せめてこれぐらいは作ってちょうだい、お願いだから。

基本の鶏スープの作り方

鶏スープは万能選手。雑炊、うどん、カレーにラーメン、なんにでも使えて便利。圧力鍋を使えば簡単・時短なのに、とてもおいしく作れるのだよ。たくさん作って冷凍しておけるし。一度作っておけばとても便利なのだから、休日にたった1時間でいい、鍋と付き合って。

【材料】 スープ約1.5ℓ分/所要時間:1時間

  • 水:1.5リットル
  • 手羽元:10本ぐらい
  • 野菜:玉ねぎ1個、人参1本、あとは冷蔵庫にある野菜なんでもOK


手羽元と最低限縦に割っただけの野菜

【作り方】

1. 圧力鍋に水、手羽元、野菜(皮もむかなくていい、縦半分に切ることぐらいはできるよね)を入れてフタをしないで中火にかける。煮立ってきたら2回ぐらいアク(泡のようなもの)が出るので、すくいとる。

面倒くさがらずにアク取りはやりましょうよ。できあがりの味が全然違うのだ。


圧力鍋に全部まとめて入れる


“アク”って、この泡。これだけはすくい取って

2. アクを取ったら、フタをして圧力をかけはじめて、圧力がかかって5分したら火を止めて冷めるまで放置(普通の鍋なら、アクを取ったら弱火にして1時間程度煮て火を止め、フタをして冷めるまで放置)。


こんなに澄んだおいしそうなスープができるぞ

3. 野菜を取り出す。手羽元がホロホロに柔らかくなっているので骨を取りはずして、肉をスープに戻してできあがり。

取るのが面倒だ?ならそのままでもいい!大勢に影響なし。ここは目をつぶろう。あれ、野菜はどうすんの?と思うかな。ダシがらだから捨てちゃえ。

はいはい、これで基本はできた。スープが完全に冷めたら、ビニール袋で肉と一緒に5つぐらいに分けて冷凍しておこう。

さてここからだ。娘よ頼む、ついてきてくれ。

これを使っておいしくて10分でできて、おまけに快眠の源、トリプトファンも摂れる。超簡単!朝ごはんにピッタリ鶏雑炊の作り方。快眠のためだ、頑張れ。

簡単・時短!あっという間の朝雑炊の作り方

材料の中に入っている長ねぎの輪切りは、時間のある時に刻んでタッパーに入れて冷蔵庫に入れておけばいつでも使えるのでそれくらいは準備しておこう。

ねぎの輪切りぐらいできるよね、何?できない?なら、冷凍食品の長ねぎでOKとしましょう。

鰹節と煎りゴマは快眠に役立つトリプトファンが多く含まれているから買っておきなさい、といってもきっと買わないと思うので、鰹節とゴマを混ぜた「トリプトファンふりかけ」送りましょうかね。作りかたはそのうちね。

【材料】 1人前/所要時間:10分

  • ごはん:茶碗軽く1杯(冷凍ごはんでも可)
  • 基本の鶏スープ:300cc程度(小分けにした1袋分)
  • 塩:小さじ1
  • 卵:1個
  • 長ねぎ:薬味用に輪切りものの適宜
  • 鰹節:適宜
  • 煎りゴマ:適宜

【作り方】

1. 一人用の鍋(できれば土鍋。100均でも売っている)に鶏スープと塩を入れ、火にかけて沸騰させる。

2. 1にご飯を入れ、弱火にして5分程度煮たら卵を落として1分で火を止める。
3. 長ねぎ、鰹節、煎りゴマを好きなだけ入れてできあがり。

直接鍋から食べそうな娘には、土鍋がGOOD。片手鍋から直接モグモグいってる姿を想像するとすさまじいほどの“うらぶれ感”があるけれど、土鍋だとなんだかあったかくておいしそうだよね、不思議。

「私には努力という才能がない」と言い放ってあまり勉強もせず、高校も大学も第一志望に入れなかったけれど、今は好きな仕事について毎日充実しているらしい娘。

これ以上手抜きができないほど手順をこそぎ落として作りやすくした「母から娘へ懇願レシピ」、せめてこれぐらい作って食べてくれー!


企画:(株)フルドライブ
ライター:加藤なぎさ

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