睡眠ニュース

睡眠文化研究会の京都大学・重田教授が登壇
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」の英訳は?

重田眞義教授と、ポポ・ダネス氏とのトークセッション

「都市とライフスタイルの未来を描く」睡眠とは?

先日の「睡眠ニュース」でお伝えした京都大学の重田眞義教授と、インドネシアの建築家ポポ・ダネス氏とのトークセッションが、10月20日(土)、東京都港区の六本木アカデミーヒルズで開催されました。

約1時間のセッションは、重田教授とダネス氏がそれぞれのプレゼンテーションを行い、その後で対談形式のトークを行うものでした。

重田教授のプレゼンテーションでは、「人はなぜ眠るのか」に始まり、睡眠文化の奥深さを紹介。現代社会は「覚醒中心主義」、つまり、起きている時にやるべきことのために眠るのであって、眠りの時間を無駄と考えている人が多いのではないか。でも、睡眠を文化と考えると、眠り方は人それぞれ多様であってOKで、眠りにもっと興味をもって、より良い眠りを得ることを大切にする、つまり「睡眠中心主義」の生活を提案。「新しい眠りに目を覚まそう」というメッセージで締めくくられました。

ポポ・ダネス氏は、自らが設計を手掛けたバリ島のリゾートホテルや、インドネシアの伝統を受け継いだ民家などの寝室について紹介。「バリ島のゲストは、サンセットよりもサンライズの風景を好む。私にとっても、毎日の朝の散歩を楽しむことが、よい眠りのための大切な習慣になっている」など、建築家として眠りを大切に考えていることを紹介。「よい眠りのための空間や、朝食を楽しむことが、人や家族を豊かにしてくれる」と、睡眠が豊かな生活習慣に結びついていることをメッセージとして提言しました。

ポポ・ダネス氏

トークセッションでは、ホテルの設計時など、眠りについて配慮するポイントについて、重田教授がダネス氏に質問。ダネス氏は「ことにリゾートホテルの場合、自然の風や波音などをうまく採り入れることを考えている」と、自然との関わりを大切にしていることに言及。ナチュラルな眠りが幸せな人生のために大切! という話題で盛り上がりました。

Don’t sleep through life!

重田眞義教授

ところで、重田教授のプレゼンテーションでは、「人はなぜ眠るのか」という命題について、NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』風に回答すれば「寝ないと死ぬから、ということになります」と解説。

さらに、チコちゃんの決めぜりふである「ボーっと生きてんじゃねえよ!」は、番組のタイトルバックでの英訳で「Don’t sleep through life!」となっていることを紹介。「こんなところでも、sleep、つまり眠りが注目されているんですね」という説明に、満員の会場が大きな笑いに包まれました。

今回のトークセッションは、森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズが主催して、国際交流基金アジアセンターなどが共催する『Innovative City Forum 2018』のなかの3日目として、「都市とライフスタイルの未来を描く〜見えない価値のみつけかた」というテーマで、3組のトークセッションの1コマとして開催されました。

ライフスタイルの未来を考える上でも、眠りがとても大切な要素になっている、ということもいえますね。チコちゃんに叱られないように、きちんと質のいい睡眠をとって、元気いっぱいの毎日を過ごしましょう!

人類進化ベッド
会場では「人類進化ベッド」も大人気でした。

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