小林麻利子さんの「まずはこれだけやってみて!」 PART.2

「寝るときはレッグウォーマー」のススメ!

1年を通じて「レッグウォーマー」がオススメ!

今年(2018年)の夏は暑かったですね。真夏の暑い夜、エアコンは一晩中つけっぱなしにして適温を保つのが快眠のための常識、というのはもうご存じの方も多いはず。でも、とくに女性の方とか、カラダが冷えてしまって目が覚めた、なんて経験はないですか?

Tシャツに短パンで寝ています! といったように素肌の露出が多い服装で寝ていると、思った以上に体が冷えて、朝方、寒さを感じて目覚めてしまう女性(男性も!)が少なくありません。

ぜひオススメしたいのが、レッグウォーマーです。夏場でも、レッグウォーマーをして寝るとぐっすりの実感が変わります。夫も、今まで何でやらなかったんだろう? と言いながら愛用しています。女性はもちろん、男性の方もやってみてください」。

レッグウォーマーがカバーする足首のまわりは、脂肪や筋肉の厚みが少ない部分です。露出していると冷えやすいので、「足首だけでもカバーしておくと、中途覚醒する頻度がグッと下がる」のです。また「足首を保温することには、足先からの放熱をスムーズにして深部体温がしっかり下がるので、ぐっすり眠りやすい」メリットもあります。

ベッドに入って靴下を脱いだら、すぐにレッグウォーマーを着けることを習慣にしてみてください。夏場など、その時点で暑く感じるようであれば、エアコンの温度設定が適切でない可能性があります。

そもそも、パジャマはいつでも長袖長ズボンを!

レッグウォーマーは、たとえば古くなったトレーナーの袖を切ったものでOK。もちろん、天然素材のものが理想ですが、ポリエステルの古着とかでも大丈夫です。

レッグウォーマーには、夏場に着ている薄手のパジャマがまくれ上がってしまうのを防いでくれる効果もあります。パジャマのズボンの上から着用しましょう。

え? 夏場はパジャマなんて着ていない?

という方には「そもそも、一年を通じて長袖長ズボンのパジャマを着て寝ることをオススメ」します。先ほどの例にもあげた「Tシャツに短パン」のような服装だと、寝ている間にかいた汗がうまく吸収されず、熟睡を妨げる原因になってしまうことがあります。吸湿性と柔軟性がある、長袖長ズボンのパジャマを着て眠るのは、季節を問わずいい睡眠のための大切なポイントです。

パジャマの素材は、吸湿性や通気性に優れた天然素材がオススメ。通気性の悪い素材のパジャマだと、寝床内の環境が悪くなってぐっすり眠れない原因になってしまうことがあります。

パジャマの素材は、吸湿性や通気性に優れた天然素材がオススメ

寝室の温湿度計とお風呂の水温計は必需品!

熱帯夜になる地域に住んでいて、寝室にエアコンがない! という方はもう少ないと思います。長袖パジャマにレッグウォーマーという快眠スタイルを守るためにも、寝室の温度や湿度をきちんとコントロールすることが大切です。

夏場の寝室の気温(温度設定)は26度が目安。湿度が60%以上にならないようにすることもポイントです。また冬の寝室の温度は16〜19度程度がベスト。真冬でも布団の中は暖かいので、寝室の気温が低すぎると、夜中、トイレに起きた時などにカラダが冷えて、目が覚めてしまったり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなってしまうので注意しましょう。冬の寝室が乾燥してしまう場合は、加湿器を活用するのもオススメです。

湿温度計

寝室の環境を快適に保つためにも、寝室に温湿度計をひとつ置いておきましょう。第1回でお伝えした「入浴は40度のお湯で15分!」を適切に行うためにも、浴室の水温計も大切。温湿度計と水温計は、一家に必ずひとつは置いておきたい必需品です

お風呂から上がるのは就寝の1時間前がオススメ!

レッグウォーマーや長袖パジャマは、深部体温、つまり体内時計のリズムを整えるための大切な習慣です。ぐっすり眠るためには、お風呂に入って深部体温を上げて、スムーズに下げることがポイントです。

そのために気をつけてみてほしいのが「お風呂から上がって眠るまでの時間。ベッドに入る1時間前にお風呂から上がるのが理想」ということです。

深部体温が下がり始めるタイミングで眠ると、就寝継続時間が長くなるという研究データがあります。逆に、下がりきってしまったタイミングで眠ると、就寝継続時間は短くなって中途覚醒しやすくなってしまいます。

子どもと一緒に入浴するなど、就寝までの時間がどうしても長くなってしまう場合は、もう一度湯船に浸かって温まったり、足湯などで体温を上げてから眠るのがオススメ!

寝る前、そして就寝中の深部体温に気を配る生活習慣。ぜひ、実践してみてくださいね!


小林麻利子
Mariko Kobayashi

生活習慣改善サロン『Flura(フルーラ)』主宰。ナイトケアアドバイザー。睡眠改善インストラクター。最新のデータ、研究をもとに、女性の自律神経の改善アドバイスを行う。睡眠と入浴を中心とした、生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、のべにして約1700名もの女性の悩みを解決し、サロンは予約1年半待ち。著書に『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』(ダイヤモンド社)『美人をつくる熟睡スイッチ」(G.B)などがある。



小林麻利子さんの「まずはこれだけやってみて!」 インデックス

記事はここまで

この記事のキーワード: