知っておきたい「睡眠」のちから

質のいい睡眠はインフルエンザ予防にも大切!

インフルエンザの流行シーズンに備えましょう。

2017〜2018年の冬シーズン。今年も12月に入るとすぐに厚生労働省がインフルエンザの流行シーズンに入ったことを報告。12月22日には目安となる「定点当たり報告数」が7.40となり、本格的なインフルエンザ流行シーズンに入ったようです。

インフルエンザの「定点医療機関当たり患者報告数」
2017年12月17日(第50週まで)を過去4年間と比較

赤の太い線が今年の推移。インフルエンザの季節はこれからが本番です。
出典:東京都健康安全研究センターウェブサイト

このグラフは、東京都健康安全研究センターが公表しているインフルエンザ患者数推移です。日付ではなく1年間の週数で示されています。例年、ピークは5週目あたり。1月下旬から2月にかけて流行が広がる傾向があるようです。

インフルエンザを発症すると会社や学校を休まなければいけません。『学校保健安全法』では、インフルエンザの出席停止期間を「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」と定めています。

会社員の場合、休む期間が法律で定められているわけではないので、自分の気持ちと働いている会社の規則次第。出勤停止などの規則を定めている会社もありますから、本格的な流行シーズンを前に担当部署で社内のルールを確認しておくといいですね。

ちなみに、厚生労働省のウェブサイトでは『インフルエンザ(総合ページ)』を設置して、インフルエンザに関する情報発信を行っています。流行状況などの情報もありますから、「もう知ってるし」などとあなどらず、ぜひ一度チェックしておくのがおすすめです。

厚生労働省『インフルエンザ(総合ページ)』

なにはともあれ、予防が肝心!

「あれ、インフルエンザかも?」と思ったら、早めに医療機関で受診しましょう。とはいえ、なにはともあれ「まずは予防」が肝心ですよね。インフルエンザ予防のポイントを整理しておきます。

こまめに正しい手洗いをする!

インフルエンザのおもな感染経路は、感染者のくしゃみなどで放出されたウイルスを口や鼻から吸い込む「飛沫感染」ですが、自分のくしゃみなどを手で押さえるなどしてウイルスが付着した手でドアノブや交通機関の吊革などに触れ、別の人がその場所に触れる「接触感染」もあります。

手に付着してしまったウイルスが体内に侵入するのを防ぐため、外出先から戻った時や食事前などに、正しく手を洗うことが有効です。ウイルスは石けんに弱いので、きちんと石けんを使い、指の間や爪、手首までしっかり丁寧に洗い、洗い終わったら清潔なタオルなどでしっかり拭き取ることが大切です。

適切な室温や湿度を保つ!

インフルエンザが冬に流行しやすいのは、ウイルスが低温や低湿を好むから。冬の夜は、寝室も乾燥しがちです。加湿器などを活用して、室内の湿度を適切に(目安は50〜60%くらい)保つようにしましょう。

また、できるだけ人混みを避け、外出の際にはマスクを着用すること。そして、医療機関に相談してインフルエンザワクチンの予防接種を受けておくことも、インフルエンザ予防のポイントですね。

予防には、実は「睡眠」も大切です!

十分な睡眠と栄養バランスのよい食事を心掛ける!

さらに、日常生活のなかで最も簡単&重要なインフルエンザ予防法が「十分な睡眠(休養)と栄養バランスのよい食事」を心掛けることなのです。

スタンフォード大学医学部教授の西野精治さんも、著書『スタンフォード式最高の睡眠』のなかで次のように触れています。

「睡眠が不適切になると、ホルモンバランスが崩れ、免疫の働きもおかしくなる。風邪やインフルエンザ、がんなどの免疫に関係する病気になる可能性が高まるのだ。睡眠には休息というという役割も大きいので、「風邪は寝て治す」というのは免疫力向上と休息の面で理にかなっている。実際、インフルエンザの予防接種でワクチンを取り入れても、睡眠が乱れていると免疫が確立せず、ワクチン接種の効果が認められないという報告もあるほどだ」

つまり、インフルエンザ予防には質の良い睡眠を十分にとることが大切ってこと。眠り始めて最初の深い睡眠時に多く分泌される成長ホルモンは、細胞の修復や疲労の回復にも、とても重要な役割を果たします。

「年度末に向けて仕事が忙しいから」と寝不足で頑張っても、インフルエンザで1週間も休むことになったら意味がないですよね。

やむを得ず仕事に追われ「睡眠不足だな」と感じたり「今日は何だか疲れているな」と感じる日は、予防のためにマスクをしたり、しっかり手洗いするといった「インフルエンザ予防」を念入りに実践し、なるべく人混みに出ないようにするなどの対策を徹底するのがオススメです。

睡眠が乱れて免疫力が低下すると、インフルエンザだけでなく、普通の風邪をひくなど体調を崩してしまいやすくなります。しっかり眠る快眠サイクル(生活習慣)を心掛け、元気に冬を過ごしてくださいね!

参考ウェブサイト
東京都健康安全研究センター『インフルエンザ』情報
政府広報オンライン『インフルエンザの感染を防ぐポイント』

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