やってみよう!快眠TIPS

新入社員の五月病対策にも!休日の寝坊をやめてみる

新入社員の五月病対策にも!休日の寝坊をやめてみる

「五月病」という病気はないけれど……

この春、大学などに進学したり、新入社員として新たな生活をスタートした人、たくさんいますよね。新入生や新入社員に限らず、春は生活環境に大きな変化がありがちな季節。そろそろ、ちょっと気になるのが「五月病」です。

五月病とは「四月に入った大学新入生や新入社員などに、一か月を経た五月頃に見られる、新環境に対する不適応病状の総称」(大辞林より引用)のこと。医療機関などで使われる病気の名前ではありません。

「やる気が出ない」「眠れない」「寝坊が増えた」などなど、五月病になると、せっかくの新生活が色褪せてしまう状態に陥ってしまいがち。状況が深刻で病院などで診察を受けた場合、五月病の症状は、おもに「うつ病」や「適応障害」などと診察されることが多いのです。

こころの病気について

『知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス』(厚生労働省)から引用

うつ病
眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。

適応障害
ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。

気になる人は、セルフチェックしてみよう

5分でできる職場のストレスセルフチェック

厚生労働省が発信している『働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳』で、「5分でできる職場のストレスセルフチェック」が公開されています。

なんとなく不調で「自分は五月病?」と感じている方は、一度チェックしてみてくださいね。大きなストレスを抱えているという結果が出たら、早めに医療機関や専門相談機関で相談するのがオススメです。厚生労働省の『こころの耳』のなかで、どこに相談すればいいかも紹介されています。

ゴールデンウィークの睡眠に気をつけてみよう!

さて、その五月病について。『世界睡眠会議』が注目したいのは、連休中の睡眠です。4月からの慣れない環境で自分でも気が付かないうちに心身の疲れが溜まっていることもあるでしょう。それに加えて、ゴールデンウィークの連休だからと夜更かししたり朝寝坊をむさぼるなど、睡眠を中心とした生活サイクルが乱れてしまいがちなのです。

「疲れてるんだから、連休にいっぱい寝たいのは当然でしょ」という気持ちはわかりますが、『寝だめはダメよ。「睡眠負債」の返済方法アドバイス』でもご紹介しているように、休日の睡眠時間を増やすことで、それまでの睡眠不足を少しだけ「返済」することはできても、寝だめという言葉からイメージするような「眠りの貯金」はできません。

むしろ、連休中に「夜更かし &寝坊」の生活サイクルに陥ってしまうと、連休が明けて仕事が始まる朝、すっきり起きられなくなってしまうのは当然のことともいえるのです。

睡眠を軸とした生活サイクル(『世界睡眠会議』では「快眠サイクル」と呼んでいます)は、体内時計のリズムと深く関わっています。そして、快眠サイクルを整えるために、最もお手軽で大切なのが、「起きる時間をできる限り一定にする」ことです。

つまり休日であっても、起きる時間はいつもの平日とできるだけ同じにするのが大事。睡眠不足を自覚していて、少しでも長く眠りたいという場合でも、2時間以上ずれないようにするのがオススメです。

とくに、連休の最終日、次の日からは仕事が始まるという日は、朝寝坊や無駄な夜更かしなどを避け、しっかりと睡眠時間を確保できるように心掛けましょう。

とはいえ、連休中の数日間、夜更かし&寝坊のサイクルになってしまっていると、休みの最終日だけ早く寝ようと思っても、なかなか寝付けなくなるのは当たり前。連休中であっても、あまり寝坊しないように、また、しっかりと睡眠時間を確保する快眠サイクルを保つように意識することが、五月病のような不調を防ぐコツともいえるのです。

「起きる時間をできる限り一定にする」から快眠生活を!

この「起きる時間をできる限り一定にする」というポイントは、連休に限ったことではありません。日頃からより高いパフォーマンスを発揮するため、つまり、睡眠を大切にして体内時計のリズムを整えていくために、とても大切なことです。

昨年(2017年)の7月には、「週末と平日の眠る時間帯に1時間の「時差」があると、心臓病のリスクが1割高まる可能性があるという結果を、米国のアリゾナ大学などの研究チームが関連学会で発表した」ことが、日本の新聞などでも報道されました。

この研究では「平日と週末の睡眠時間帯で、その中心の時間のずれを「社会的時差ぼけ」とみなして、健康との関係に注目。22〜60歳の約1000人のデータを分析」、「平日と週末の睡眠に1時間の「時差」がある場合、心臓病のリスクが約11%高かった」ほか「健康状態を自己申告してもらうと、「とても良い」と回答した人に比べ、「やや悪い/悪い」と答えた割合が約28%多かった」そうです。

「休日だから寝坊する」を習慣にしてしまうのはやめて、快眠サイクルを守ること。ぜひ、試してみてくださいね。

参考記事
自分の「快眠サイクル時計」を作って、体内時計を整えよう!
睡眠の「質の上げ方」を知って、日中のパフォーマンスをアップ!
最近の注目ワード「睡眠負債」のメカニズムを知っておこう
寝だめはダメよ。「睡眠負債」の返済方法アドバイス
昼寝の前にはコーヒーを飲むのがオススメ?

記事はここまで

快眠TIPS バックナンバー
快眠TIPS バックナンバー

この記事のキーワード:

サイト内検索

サイトメニュー

特集お役立ち連載インタビューお知らせ